かぶれの世界(新)

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行儀の良い味覚

2019-07-22 18:46:26 | 食・レシピ
暑さの中バドミントン練習を終わり疲れて自宅に帰ると、家内がナポリタンを作って待っていた。ソースがよく絡むように細目の麺(多分、リングイーネ)だったが、何時もより味が濃過ぎて辛く食が進まなかった。箸を止め「疲れているはずなのにどうにも食が進まない」と彼女に言った。

原因はイタリー旅行中の彼女の妹が送ってくれたドライトマトのようだった。彼女がよく利用するドライトマトよりかなり大きく硬くて塩辛かった。ネットで調べると、一晩お酢と水で戻すとか、前処理が必要だった。家内はそのまま他の野菜と一緒に調理した為のようだった。

だが、私は料理がマズクて食えないなどと言わなかった。私は何時でも率直にコメントする。特に料亭などで大金を払って食事する時、料理人に聞こえるように感想を言う。その時は本当にそう思って家内を傷つける表現をしなくて済んだ。彼女は商売している訳ではない。

私の感じた通り率直に「食が進まない」と伝えた。食後に彼女と一緒に調べドライトマトの戻し方に問題があったと納得したと同時に、意識せず行儀の良いコメントをしたことに我ながら驚いた。というか、感じたその通りに答えただけだったのだが、私の味覚がそうさせた。

だがその後、冷たく甘いデザートを食べると突然食欲が湧いた。本当はナポリタンが美味しくなかったのだとそこで実感した。時に相手を傷つける率直な発言をする私なのに、その一方で行儀よく遠回しに身体で感じる表現をした。私らしくなくなったのか、それとも家内が怖かったのか。■
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定点観測は仮合格 ポカリスウェットの恩恵

2019-07-20 18:39:06 | スポーツ
久し振りに市の外れの生涯学習センターでバドミントン練習に参加した。纏め役に依頼していた練習用のニューオフィシャル1ダースを受け取り4104円支払った。バドミントン練習のコストのかなりの部分はシャトルコックだ。もっと安い物でいいと思うかも知れないが、メンバーは大会参加を目指して練習しているので、公式球を利用する方針と聞いている。

と言っても参加者の多くは40代から還暦前後のいわゆる年齢別日本選手権に参加を目指す人達だ。今日の東京は30度前後だったが湿度が高く、最初の2練習ゲームか3ゲーム位で大量の汗をかき疲れてしまった。唯一70歳以上の私だけではない、1時間経過すると他のメンバーも疲れ切って途中で練習を抜け出した人もいたと聞いた。

私は水の補給では足りず練習の合間にポカリスエットの小瓶を買って一気に飲み干した。これが今までになく私にエネルギーを与えてくれた。スポーツドリンクがこんなに元気にしてくれた記憶がない。皆がへたっている時だけに私の元気回復は効果的で、若い相手チームといつもより対等に勝負し、スマッシュ連発までしてゲームに貢献することが出来た。

「どうだ!」と何時も厳しい意見をいうリーダーに見せたかったのだが、今日は残念ながら彼がいなかった。今回は一時的な帰京だったので練習参加はこれで終わり、私的には勝手に「仮合格」として来週田舎に行き暫くはママさんクラブで頑張る。こんなにスポーツドリンクが効くとは思ってなかった。田舎でスポーツドリンクを続け効果的な飲み方を試してみる積りだ。■
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若者よ、投票所に行こう!

2019-07-18 15:52:20 | 国際・政治
最低でも日に一度は通る自宅近くのケヤキ通りで、参院選の候補者の応援演説が連日聞こえる。21日の投開票までは止むを得ないと諦めている。だが、目につくのは選挙カー周りで応援している中高年の人ばかり、そして呼びかけを無視して通り過ぎる人達だ。ちょっと違和感がある。

多分、これが今回に限らず選挙の象徴的な姿だと思う。国民の最大関心事は消費税でも子育てでもなく年金制度だと報じられた。選挙直前に現行の年金制度では老後に2000万円が必要という報告を巡り大騒ぎになった。それだけ高齢者の不安が大きいのだろう。だが、マスコミ報道では争点が今一はっきりせず、特に今回の選挙に無関心な若者が多いらしい。

だが、ちょっと待ってくれ、と私は言いたい。若者にそれでいいのかと問いたい。目先のことしか見ようとしない高齢者の為か、30年後の君達と君達の子供の為か、どちらに重点を置いた政治かを決める選挙をスルーしていいのかよく考えろと。

どの政党を支持しろということではない。極論すると現行の選挙制度に基ずく政治システムは投票総数の大きさで決まる。つまり、投票する年齢層の総数が大きければ、それだけその年齢層の要求に沿った政治がなされる確率が高い。それが民主主義政治の在り方だ。

若者の投票総数が多ければそれだけ若者に応える政治がなされる可能性が高まる。若者の必要に応じた具体的な政策が提案されるようになる。老後の生活も重要だが、10年後20年後の日本を背負って立つ人達に頑張って貰い、それでもって老後の生活を支える政治があるべき姿だ。高齢者の私が言うのだから間違いない、「若者よ、投票所に行こう!」■
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家族のキズナ(続)

2019-07-17 21:40:35 | 日記
10日前の家族全員集合のパーティに続き、1週間後に自宅の家内と末の息子と3人で市内のうなぎ屋で食事をした。二人の希望で予定外のうなぎ屋でのミニパーティだった。ウナギの寝床みたいな狭く長いお店だったが、お客で満員だった。

二人が声を合わせて勧めるだけあって美味しかった。嫌いじゃない。正直言うと、私は柔らかい関東風の蒸しウナギより、子供の時から食べ慣れた関西風の方が好きだ。今回は私の好みより家族が食べたいというお店で皆で食事を楽しみたかった。それが帰京の目的でもあった。

三連休が終わった翌日の火曜日に掛りつけの医院で毎年定例の健康診断を受けた。予約制に変更され待ち時間が短くなってすぐに終わった。最後の血液採取で看護婦さんと与太話になった。朝方最高血圧が120を切ったのに先生が測ると160以上あり驚いたと言うと、彼女達は白衣血圧だと相手にしてくれず雑談が始まった。私の家は「男は早死に女は長生き、後家さんゴロゴロ」が受けた。

その日は看護婦さんとの与太話に続き、私にとってはオバサンとの出会いが続いた。家内に頼まれて駅ビルの八百屋に行き、バナナやリンゴ等の果物を買った。毎日のように行き馴染みになったオバサンが昨年導入したレジで楽になったか、私が工夫して小銭を減らす支払をしているかなど、次の客が後ろに並ぶまで話し続けた。

果物で重い買物袋をぶら下げ家の近くの遊歩道を歩いてると、同年配の犬を連れた老人に出会い犬種で異なる面白い性格の講釈を受けた。初見の人だが私と同じで年を取るとやたら話好きになる。その時、自転車に乗った女性が挨拶して通り過ぎた。今日出会った中で最も若い女性だった。

偶然にも先月まで私の担当だった金融会社の女性で、可愛い幼子を前の椅子に載せていた。彼女は30代半ばの3人の子持ちで、人事異動で転勤を恐れ勤務地を選べる会社に転職したという。私の目には彼女はとても美人で担当を外れるのは残念だった。積もる話もあったが再会を期して別れた。

これで今回の帰京の目的は全てほぼ終わった。家族全員が会う機会を作り近況を確かめ合う。同時に毎年の健康診断を受け来週健診結果を確認し、四国の田舎に行く予定だ。夏から秋まで実家で過ごしお盆やお彼岸に関わる行事をし、庭師に庭の手入れを依頼し11月に帰京する予定だ。一昨年まで汗を流した農作業が無くなったのは本当に助かる。残り1週間都会の生活を楽しむ積りだ。■
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東京郊外の風景2019夏

2019-07-14 16:10:08 | 日記
東京に戻って2週間弱が経った。今迄に最も印象的だったのは自宅の隣に続く3つの家庭で夫々子供が出来たことだ。隣から順番に1人目、3人目、2人目が生まれ、或いは予定されている。一方、以前から住んでる左隣、向かい、向かいの右隣は独身男性の老年・中年・若者が住み女性の気配がしない。

だが、この数年の間に裏通りの家並みに新しく4家族が引っ越してきて、その後に子供が3人も生まれた。現役のお母さん達がいる。小学生や中学生の姿も見かける。路地裏で遊ぶ子供達の甲高い声が聞こえ30年前を思い出した。限界集落の後期高齢者のお婆さん達しか見かけない田舎の風景とは大違いの風景だ。

田舎の実家と郊外の自宅の周辺の5年後の夫々の風景は容易に想像できる。かつてはどちらも出産年令の女性がいなかった。だが、数年前から新しく家族が引っ越してきて徐々に事情は変わった。こんな両極端の地を行き来して違いを認識するのは辛い。田舎でも実家の隣の集落は比較的裕福で3世代家族が多く住むから方法があるかもと思うが、私はどうしていいか分からない。

市内をあちこち散歩すると昔からあった平屋か2階建てのあった所が平地になり、新たに建築中の一軒家か中層のビルが目立つ。30-40年経ったと思われるビルの化粧直しらしき工事も見かける。報道では都市部の住宅建設がスローダウンしているらしいが、ここ府中市近辺ではまだ続いている様に感じる。

だが、何故か京王府中駅ガード下のレストラン街が軒並み閉店していたのには驚いた。今日たまたま家族が希望するうなぎ屋に行く途中、家内好みのマグロ専門の寿司屋とか和風スパゲティの店のシャッターが下りているのを見て驚き失望した。伊勢丹の閉店セールが始まったが、跡にどんな店がオープンするかまだ不明だ。

一方その隣駅の分倍河原駅前の南側には地場の和菓子屋の販売店が進出し、新たに回転寿司屋やうどん屋等が新規オープンすべく工事が進んでいた。夫々のお店がどのようにして撤退や進出を経営判断したのか興味がある。百貨店の撤退だけは世界的トレンドだと思うが、土地夫々の事情もあるはずだ。

東京でも田舎でも子連れの母子と会話するのが楽しく大好きだ。孫との会話でコツをつかんだのか、大抵の子供達は警戒せず話に乗ってくれる。すると母親も会話に加わってくれる。田舎と違うとすれば郊外に住む外国人が増えたことだ。 先日遊歩道にモデルスタイルの母子と話す日本人の若者を見た。世の中変わった。■
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