かぶれの世界(新)

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

リケジョの時代

2022-02-07 11:00:58 | 社会・経済
政府は高校大学生を対象に大規模調査を実施して女性が文系に流れる要因を分析し性差解消に向けた政策を検討していると報じられた。19年時点で女性研究者の割合が米国は33%に対し、日本はOECD加盟国中最低の16%に留まるらしい。

50年以上前に私がIT関連企業で技術者として働き始めた時、職場に女性技術者は一人もいなかった。20代後半に専用CPU開発の為に半導体開発部門に出向いた時、その職場に一人女性技術者がいたのを見て新鮮な驚きを感じた。

80年代後半のバブルの時代頃から「機会均等法」に基づき女性エンジニアが採用され、当時中間管理職だった私の下にも一流大学出の総合職女性が一定比率で配属された。その後米国で働き99年に帰任した頃には、彼女達は殆ど残っていなかった。

彼女達は頭が良く真面目だったが、当時の職場は男性社会で家庭を犠牲にする職場での働き方に直面して、結婚や出産で退社し少しずつ職場から欠けるように去っていった。そんな状況を見て多くの管理者は女性に大事な仕事を任せる判断が出来なかった。

個人的にはその頃一時帰国した時に驚いたことがあった。娘が大学の数学科に入ったと聞き、娘の口から線形代数学だとかヒルベルト空間等という言葉が飛び出したことだ。後から家内に聞くと、娘は国語が苦手で数学が得意な「リケジョ」だと。時代は変わった、と思った。

だが、その後20年間経ってもリケジョが技術研究開発の最先端で活躍するニュースは殆ど耳にすることはないように感じる。理科系で学ぶ女性は依然として限られているし、家庭や世の中も積極的にリケジョを支援する様にはなってないだ。

私の経験では彼女達が責任あるポジションにつけるか否かがリケジョの時代の鍵だと考える。その条件として、一大事の時に彼女が間違いなく責任を果たすことだ。その為に組織や家庭などが全力で彼女をサポートする、そんな部下とか夫とかが必須だ。教育改革だけではない、世の中それほど甘くなないのだ。■
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

混乱の2022年(補)

2022-02-05 21:42:10 | 国際・政治
先月末に2022年の世界を混乱させる二つの要素、「米中対立」と「金融引締め」を取り上げた。その中で中国の人口増減(2030‐50年)に基づく国力と、バイデン温泉(実行力)が米中対立の結果を左右する事になるだろう予測した。

米国の劣化により圧倒的力を持つ国が消滅したGゼロの世界で混乱を収める為には、米国が現状維持を続ける、つまりバイデン温泉になることだと指摘した。何もしないといっても年々軍事力を強化してきた中ロの暴発を抑止することは容易ではない。私は米国にはその力が残されていると思うと。

昨日の日本経済新聞にイアン・ブレマー氏の寄稿「国家しのぐ巨大テックのリスク」を読んで、私の考え不足で三つ目の要素があると気づいた。彼は国家機能がディジタル世界に存在するようになり、テック企業が未来を形作ることになれば、そんな実力はなく統治不全をもたらすと警鐘を鳴らす。

巨大テック企業は政治権力に見合う統治の仕組みなどない。だが、テック企業なくして米中両国とも国家に必要な統治機能の一部さえ維持できなくなるという。それが2022年以降の世界の現実だとブレマー氏は言い切る。米大統領選後に起こったことを考えれば理解できる。

確かに習政権を支えているのは全土に張り巡らしたディジタル網だ。中国政府の締め付けが度を越せば、習氏を支えたディジタルインフラの発展が妨げられる事になるだろう。日本GDPを上回るテック企業(株価)を持ち、民意が左右される米国の方がもっと深刻になる恐れもある。

ということで、巨大テック企業を如何に制御するかが2022年の重要な課題になると補足したい。今の米国が何とか出来るだろうか、極めて難しいテーマだと思う。最後に日経の編集委員は国際協調で対応できると楽観的だが、前回大統領選の混乱を見ると容易ではないと感じる。■
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本医師会長に埼玉県医師会長を推す

2022-02-04 21:28:05 | 社会・経済
昨日の夕方の日本経済新聞電子版はイブニングスクープで「発熱外来」に指定された医療機関のうち約3割が自治体のホームページに公表されていないと報じられた。オミクロン型の感染拡大で発熱外来に患者が集中し診療や検査が滞るという弊害が出ている中で、許せないと思った。

東京都や大阪府は公表している発熱外来が指定医療機関の半数程度にとどまるという。実際、息子が高熱にうなされ発熱外来のお世話になった時にも、医療機関の無責任さを感じた。テレビ等で解説する医療専門家がこのような状況に何ら触れることなく得々と解説する姿は許せない。

何故、新聞やマスコミはこのような医療機関の対応を非難しないのだろうか、厚生省や自治体は発熱外来に指定した医療機関を全て公表しないのかと思った。全ての自治体が悪い訳ではない。埼玉県は地元の医師会が連携し、2020年12月からホームページ上で全施設名を公開し、22年2月3日時点で1368機関に達したという。背景には埼玉県は医療資源が乏しく、医療界の危機感が強いからという。

記事によれば、日本医師会は発熱外来について「拡充に努める」としている。しかし、非公表の医療機関が残っていることについて、医師会の中川俊男会長は「医療機関の機能に差があるかというと、そうでもない。問題視はしていない」と語るという。よくもまあこんな酷いことを言うもんだ。

金井忠男埼玉県医師会長は「県民は発熱したら検索して近くの医療機関に行けばよく、診察や検査ができないとたらい回しにされることはない」と話す。全ての発熱外来が公開されていることで「一部にコロナ診療が集中せず、風評被害も防げている」という。こういう人こそ日本医師会長になるべきだと私は考える。■
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後期高齢者直前の健康術

2022-02-01 21:11:34 | 健康・病気
残り5カ月足らずで後期高齢者になる。自分の健康がこの先どうなるか気になることが多い。ここに投稿する記事や、知人との会話も健康ネタが多くなった。今日はまさに健康ネタそのものです。

昨年頃から変わらず運動するのだが、食べる量を増やしてないのに体重が増えた。昨秋下痢が続き体重が2キロ減った時、身体が軽くなって動きが良くなったと感じた。その後、減った体重を維持しようと食事に気を付けたが、年が明けて徐々に体重が増え逆に3キロ太ってしまった。

後期高齢者直前の私が食べる量を減らさなければ太る、個人差はあるにしてもいつかそういう身体になるという事になったと思う。昨秋田舎にいた時、体つきがシュッとした感じになった義弟に会った。彼は痩せるには食べる量を減らすことだと言い切った。私は納得できない気持ちで聞いたが、今になってそうかもしれないと思っている。

昨日遊歩道を散歩中にかつて所属したバドミントンクラブのリーダーに久し振りに会い近況を確認しあった。彼は若い頃東京都の社会人リーグで活躍したバリバリのスポーツマンだが、近年膝を痛めて苦労していた。膝にサポーターを巻いて続けているが昔のようには動けないらしい。

私も日々散歩し、たまにジョギングをする。この春に孫と一緒に雲取山を登る準備を兼ね、先日15キロ走った後に筋肉痛になり老化を感じていると報告した。彼は長い距離は膝を痛める恐れがあり、短い距離の全力疾走が膝を傷めないと言う。同じ距離を歩き走る、これを繰り返せという。だが今日の午後50-70メーターを数回繰り返すと股に痛みを感じた。もう少しやって様子をみる。

正月明けにエアコンの清掃後に息子の咳は出なくなったが、少し遅れて私は鼻水が出っ放しになりエアコンを切ると収まるようになった。この数日は喉に痛みを感じるようになり、息子が加湿器を使うよう勧めてくれた。彼が貸してくれたパソコン接続型の加湿器を使うと症状はほぼ治まった。

オミクロン株の症状の特徴の一つは喉に痛みが出るとテレビ報道を見て、私もコロナ感染したかもと感じ不安に思っていたが平熱で一安心。それにしても同じエアコンでも清掃後に息子は咳が止まり、私は清掃後に鼻水が出て、家内はその前後で何ら変わりなし、理解に苦しむ。

以前投稿した「睡眠の質を高める」が謳い文句のγ‐アミノ酪酸配合のチョコレート服用を5日前に止めた。効果はあるが一生寝る前にチョコを食べるなんて嫌だと思い試しに止めてみた。それ以来眠りが浅くなり頻尿の症状も再発したと感じた。2日前にチョコを再開したが状況は改善してない。後期高齢者として何が適切か、もう少し様子を見てみたい。医者嫌いじゃないけど。■
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする