雲は、流れていた。風が強くふいてきた。二、三日前は、「木枯らし」と、報じていた。明日は、暖かい「立冬」になると、報じていた。「秋」とは、夏と冬の間の季節。ならば、秋の期間はと、見る。太陽暦では、九月、十月、十一月だ。陰暦では、七月、八月、九月だ。今年は、8月の22日から、11月の17日まで。二十四節気では、立秋、8月9日から、立冬の前日、11月の7日まで。1994年刊の国立天文台編、理科年表の、「日本の季節区分」では、「春の始め、2月15日頃」。「゛梅雨入り、6月10日頃」。「梅雨明け、7月15日頃」。「夏の終わり、9月10日頃」。「秋霖終わる、10月10日頃」。「秋晴れ、11月3日頃」。「しぐれ、11月24日頃」。「冬の終わり、2月15日頃」と、ある。難しいこと考えないで、「秋だぁ」と、風情を、楽しめば、いがっぺぇと、自嘲をしいる。む
親戚に、秋見舞いと称してあげた、その返礼でいただいた、刈り上げ祝。稲刈が、無事に終わったことを、田の神に、感謝する祝いだった。春には、田植え時期に、春見舞いをしている。昔ぁしには、田植えも、稲刈りも、人の手で、行っていた。時代が変化して、農作業も、機械が、とって変わった。やり取りするのも、時代遅れなのかも。まあ、祝い事でもある。今月二十三日には、幣束祭りがある。家例なので、皆ながみんな、行うわけではない。住んでいる家の、神棚、門口、トイレ、水道に、幣束をかざって、日頃の感謝をする。夜露をしのげるだけの家だが、ありがとさん。赤飯を供えて、感謝をする。