八十路徒然なるままに

早稲田かりほすなど、とりあつめたる事は、秋のみぞ多かる。また、野分の朝こそをかしけれ。徒然草より

一枚、残っていた

2019年02月13日 20時11分52秒 | Weblog
先月31日に載せた画像の、本文が残っていた。30年ほど前に、文具店の社長さんだったK氏が、歌を作ったので、書いてくれと、持ってきた。作詞者が、海ぐんのなで、問うと、先の戦争末期に少年兵として、大日本帝国海軍にいたという。「なんとか小唄、音頭、恋歌」などを書いた。それには、K氏の本名を書き入れた。当時の素書き、下書き、仕上げ前のものなど、一抱えあったが、震災のあと、社屋の解体のとき、廃棄をした。思い出だけが、頭にあった。それの一枚が、用紙の中にはさんであった。うれしく、懐かしく、朱色の雅印を押印した。
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