画像は、先月六月十五日に、閼伽井嶽薬師 常福寺の境内を撮った。若葉が輝いて、眼に鮮やか。写経会に誘われて、三年ぶりに参加した。前の退会は、在宅介護のばあちゃんが、そろそろ終わりになるかなぁ、また、コロナ禍もあり、外出の際の制限もあったりだった。再出席の挨拶をするために、ちょこっと待っていた。本堂からの祈祷の太鼓の音や、梵鐘の音が、静粛のなかに聞こえた。玄関先に腰を掛けて、はるか遠く市街の地を、ぼおーっと眺めていた。後ろから和尚さんが、「おゃっ、久しぶりねぇ」と声がかかって、「再度ですが」と、許しを乞うて、教場に座した。顔なじみの写経生も、「おやおやっ」とか、「こられるようになったのぉ」とか、「ばあちゃんは、どおしてっ」とか、声を掛けられた。勤行式の読経は、写経生の唱和に遅れ気味で終わった。お天気も穏やか、ほぼ一時間は、梢をゆする音も聞こえず、写経生の写経用紙をずらす音がすらっと聞こえるだけで、全くの静寂。写経が終わった順に隣の部屋で待ち、お寺からの接待の茶とお菓子の茶卓を囲んで、女性の方からの労い、「また来られるのぉ」とか、賑やかなお茶をいただいた。「またねぇ」で、標高605メートルから下り、日々の喧騒の街中に戻った。突然ですが、「デコレーションケーキを、五人分に切る包丁先を、見つめているとかけて、血液検査の結果で、甘い物も注意ですねととく。そのこころは」。「整いました。どちらもーとうぶん―等分―糖分ー」。またまた、無味乾燥ーなんの面白みも味わいもないことーでした。