八十路徒然なるままに

のどかなる日影に、垣根の草もえ出づるころより、やや春ふかく霞わたりてーーー。徒然草より

満目荒涼

2024年12月09日 14時51分59秒 | Weblog

今日は、「夏目漱石忌」。画像は、復刻版からの挿絵。左上は「夢十夜」、左下は「坊ちゃん」、中うえは「心」、中下は「それから」、右は、「薤露行」ー明治38年11月に発表とある。飾り積ん読く本の事は、毎度のことです。「吾輩は猫である」は、これの前になる。「心」は象形文字、心臓の形とか。病気のことは、文部省第一回給費留学生として、二年間留学だったが、過度の勉強のため、強度の神経衰弱に悩み、発狂の噂もあったとか。四十三歳ころに、胃潰瘍で危篤状態になったこともあるとか。四十九歳の十一月に、胃潰瘍で臥床で、十二月九日、午後六時四十五分、永眠と、読んだ。デスマスクもあるという。はるか昔しに「行人」を読んだ時は、かなり難しいなぁが、思い出にある。近年読んだ、「吾輩は猫である」、「坊っちゃん」は、手放しで面白ろかった。別の事。今日の誕生花と花ことばは、「スイセン」ー「自己愛、崇高」。誕生日のかた、おめでとうございます。突然ですが、「行いが○○とかけて、成績が○○ととく。そのこころは」。「ととのいました。どちらもーよいー良いー善いーです」。表題の「満目荒涼」は、「見渡す限り、荒れ果ててさびしいさま」と、辞典で読みました。当地方は、空っ風が吹き荒れて、全国に本格的な冬の訪れのようです。皆様方、風邪など召さぬように。


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