ばあちゃんの自慢の賞状。大正14年とあるので、11才の頃。ベット生活になってから、時々話し相手になる。出てくる話は、いつも同じ。自分の親の名、兄弟の名、子供のころ遊んだ友達の名だ。自慢は「成績優等とマラソンは一番だぁ」って。「あいうえお、かきくけこ、--。算数も一番だぁ、22が4、23が6―--」とやってみせる。「校長先生が、めんごい、めんごいって、なでるんだぁ」って。右手でなでるしぐさをしてみせた。別の話。テレビで、「人の末期がどうの」とか、報じているの見た。なにか物議をかもしているようだが、いろいろな事を考えるの当然のことと思う。人は誰でも末期がある。どんな状態で末期になるかは、誰も予想ができないと思う。一つの状態のことと、思った。在宅のばあちゃんも、当然末期がある。延命装置をとるのか、とらないのか、介護をしていると、そのほうから、話しが出てくる。小生は、その時に、判断をすると、問に答えている。今、家族で介護をしているのが、延命措置をしていると、思っている。ばあちゃんのご飯は、柔らかいので、食べさせいてる。大好きなまんじゅうは、自分で、フォ-クに刺して、食べる。ばあちゃんに限らず、誰もが、自分で食べれなくなったら、あきらめる。日頃、精一杯世話をすれば、悔いは残らないと思う。義父を、11か月、延命させていた、経験がある。普段も豪華な食事はできないが、食べれるだけ、ありがとさんと、自分にも言い聞かせている。
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