おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
また新聞ネタでごめんなさい。
7月4日付の讀賣新聞では、ブッシュ米大統領は、日本のメディアとの会見で
「ご承知のように、私はコイズミと親しかったんだ」と、冒頭、今でも「親友」と呼ぶ小泉純一郎元首相に自ら言及し、約50分の会見中に計4回も「コイズミ」を連発。安倍晋三・前首相についても小泉氏の後継者として「アベ」と名前を読んで言及した。しかし、福田首相については「現在の首相」などと述べただけだった。
と報じられていました。
悲しいことに日本の首相は、米国大統領に覚えられていないのです。大切に思われていないのでしょうか?
何しろ、日朝間の拉致問題未解決のまま米国の北朝鮮のテロ支援国家指定解除の動きに対して自分から電話しないような首相で、逆に、ブッシュ米大統領から釈明気味の電話をもらったような首相でしたしね。
日米が同盟関係にあるのに、ガッカリですよね(どっちもどっちの意味で)。
名前を呼ぶことの大切さに関しては、6月27日の「大切にするこころ(1)」の「「雑草という草はない」と」6月29日の 「大切にするこころ(2)」の「名前を覚える」 でも触れました。
同じようなことが讀賣新聞の7月5日の「編集手帳」の冒頭に次のようなエピソードで紹介されていました。
映画監督の山本嘉次郎は通行人の役など“その他大勢”の役者も、1人ひとり名前で呼んだ。
「青い服の君、少し右に」などと指示する助監督を、「人には名前があるのだ」とたしなめたという。