今年も、ほったらかしの「クレマチス」が、花を付けた。但し、花びらは虫の食料となって、穴だらけでして・・・
5月1日 水曜日、朝方は昨日の雨が残っていた。
手元にある辞書(現代書道三体字典)を開くと、5月の「手紙用語」として、新緑の候・風薫る季節・5月晴れのの続く・若葉の緑も清々しく等々・・・本当に爽やかな文面が載っている。
こんな素晴らしい季節に、家の中で燻っているなんて・・・と思うのだが、さし当り、することも、したいことも無いから、久しぶりに、溜まっている新聞に目を通す。
世の中では、テロあり、地震あり、倒壊事故あり、日本の右傾化あり、何やら、日本の景気も上向きとか・・・。
ざっと、斜めに見ていたら、「著者 岸恵子さん」という表題に目が止まる。
2、3日前、何故か知らないが、ふと、「岸恵子さんて、どうしているのかなぁ」と思っていたからだが・・・誰か芸能人の死亡記事をみたからかも。
長編小説「わりなき恋」の紹介だった。
著者の紹介で、《以前、戦乱のイランに入るなど国際ジャーナリストとしても活躍した著者ならではの書きっぷり。一見華やかな物語だが、その本質はつくづく硬派だ》とある。
なんとなく、彼女に魅力を感じていたのは、そんな硬派の雰囲気を感じさせていたのかも知れない・・・なんて、一人で勝手に納得。
主題は分からないが、《弱音を吐かず、みえを張り、それゆえ理解されにくいが、孤高に生きる人間の姿だ。それを本書で「男の尊厳」「とても、上等な女のはったり」と呼ぶ。みえとはったりで簡単に内心を見せない人の底に漂う生死感が、やがて、静かに物語を覆う(内藤麻里子氏評)》とある。
読んでみようかなと思わせる書評だと思うが・・・。
今日、Amazonに、「三浦しをん著 舟を編む」を発注したばかりだから、岸さんの本は、次回の楽しみに保留(・・・したままにならねば良いけれど、怪しいな)。
毎日新聞 仲畑流万能川柳から
できる時 できる人する できる事(灰赤紫作)
見えない「富士さん」ですが、存在を感じてくださいね
それはさて置き・・・
今日のメインテーマは「富士山の世界遺産登録承認」である。
私自身では、何も「世界遺産登録」などと騒がなくても、「我が心の富士さん(この<さん>が<山>でないことが大事)」と、承認された今でも、そう思っている。
しかし、登録されたならば、協力はする・・・いろいろ面倒な性格の私でも、結構、柔軟な考えもできる(と、私は思っているが・・・)。
承認記念に「富士さん」の晴れ姿を収めようと、早速、我が町の景勝地に出向いた・・・が、「富士さん」のあるべきところは厚い雲ばかり。
我が「富士さん」は、シャイで慎ましい性格のようだ