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IZUNOHANA’s blog

     後期高齢驀進中者の戯言

オバサン達の「ビオトープ考」

2015-11-14 13:28:30 | この頃思う事

 

 雑草に中に、ポツリポツリと咲く野の花に引かれて、散歩の足を止めて眺めています・・・案外、カワイイのです

 


 

 我が家の近所にある川は、川床が、葦なのか芒なのかは分からない雑草で埋め尽くされ、辛うじて、所々に水が溜まり、川としても面目を維持しているのです。
 現在、雑草は枯れ始めているので、体積は少なく見えるが、夏などは、近寄り難いものがあります。

   

 

ある日の事、ご近所さんと「井戸端会議」ならぬ「畑参り会議(畑に行くつもりが途中で引っ掛かって長話が始まる)」で、加熱した話題があったのですね。

オバサン蓮は、あれこれと話題が飛ぶのですが、基本的には噂話で、この話題は止めたいなぁ・・・と思った時、ちょいと横を見ますと、この川が見えるのです。
で、「この川なんだけれど、管理所在は建設省?県土木事務所?それとも、市役所なのかしらねぇ・・・」 から始まり、どうやら、建設省ではないかと勝手に決めたのです(ホントは何処だってかまわないのですけれど・・・)。

「ところで、川の中が、こんなに草茫々で良い訳なの?」と、ご近所さんの訊ねたところ、ご近所さん(川の隣に住居あり)も、毎年のように、川の整備申請するのだそうですね。
でも、何時まで立っても何事も始まらず(写真は撮りに来たらしい)、年々、草は繁茂し続け、現在の姿になってしまったと言うのです。
一度、どなたかに訊ねたところ、その答えは、「そういう申請にイチイチ答えていては、申請が殺到して、手が付けられなくなってしまう」のだそうですよ。
それで、ご近所さんたち有志を募って、川をきれいにしようという案も出たけれど、許可を取るのが面倒で、立ち消えになったというのです。

そこから、オバサン的発想が始まり、「ビオトープだかビオパークだか知らないけれど、お金を掛けて、わざわざそんなものを作らず、こういう川を綺麗にすれば、そのまま、ビオトープになるでしょうが・・・」という、とても、建設的(?)な意見が出てきた訳ですね。
私も、すぐさま、「そうよ、そうよ・・・私たち子供時代は、ビオトープなんてもの無くても、しっかり、自然の事は自然の中で覚えて来たものね」と同調したのです。

まぁ、勝手な言い分とは分かってますが、せめて、自分の周りの手の届く範囲内で、そんな手助けは出来ないのだろうか・・・何も、川の土手を削る訳でもなく、ただ、草を刈り綺麗な水の流れを見たいという願いなのだから(ただ、川底に溜まる土砂は浚って貰いたい)・・・何とかならないものでしょうか。

雑草に占領される前は、かなりの水量もあり(現在は近隣の水道水として利用しているため、川に流す水がないらしい)、水辺には川セリなど、水生の植物の生える綺麗な川だったのです・・・残念な事ですね。



         この用水路は、道幅を広げる前は、幅1mくらいあって、水路に沿う家が、日常的に利用していました。
                             現在は、日常には使用されていませんが、「日本的原風景」として、元の広さで保存したいとさえ思います。

 

 

コメント (8)
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