今年は花の数が少なかった「ノウゼンカツラ」ですが、緑の中で、華やかに空間を彩っています
梅雨の最後に、大雨が日本列島を襲うのは、もう、常識のようであっても、起こり得る災害を防ぐ手段を見つける事が出来ない・・・何とも、人間は非力だなぁ・・・と感じてしまう。
遠~く宇宙にある機器をコントロール出来る程の技術があっても、大自然には抵抗することは出来ないという証明なのだろうか・・・
そんな悪天候の中、実際に顔を見るのは十数年振りという奈良県に住む友人が、車で名神・東名を走り、我がアバラ家を訪ねて来てくれた。
この友人は、もう40年くらい前の中国の旅で北京を訪れた際、中国国内添乗員として案内をしてくれた人で、その後、彼女の日本留学、日本人との結婚などと、既に30年を超えて滞在している。
その間、彼女の様子を見て置きたくて、日本国内では数回(ご主人の転勤で、数回、引っ越しをしていた)、更に、北京帰省時にも1回(ご招待だった)と会ってはいたが、ここ数年はメールや手紙の付き合いとなっていた。
それが、先日の大阪方面の地震の際、安否の確認電話を入れたことで、急に、我が家に来る(20年くらい前に一度訪れていた)という話が持ち上がった。
勿論、久しぶりに顔を見たいという事も有るが、何より、友人からの意志表現が嬉しかったので、すぐ承諾。
2泊3日中、すべて雨だったから、どこにも出られず・・・でも、だからこそ、あれこれたくさんの話ができる機会を得られたと思う。
その友人は、長年、日本に住みながらも、やはり外国人だからか、どうしても世間(風習?)と溶け合わずに、友達関係がうまく出来ないと言うが、私だって、友達として付き合っていても、すべて100%の満足をしている訳ではない、ただ、その人の嫌な面が見えても、まだ、許せるという気持ちがあれば、付き合いを続けていけると思っている。
相手が、私を理解出来なくて(誤解であっても)離れるのならば、それはそれでOK・・・理解を得ようなんて思っていないし、所詮、自分のすべてを理解できる他人なんていない(大体、自分自身でさえ分からないもの)・・・というような話を延々とした。
友人が、それを理解したかは確かなものはないが、「また、来るね」という言葉を聞いて、「あぁ、少しはストレスが発散できたのかな」と、少しだけ、安心した。
また雨が降り続く朝、友人は、東名、名神と走り抜け(5,6時間と言ってた)、午後、無事に職場に着いた(職場に直行)とメールが入った・・・外国人に対して差別的なものが存在するかは私には明言出来ないけれど、悪事を働いている訳では無いのだから、「堂々と自信を持って!何よりも、元気で過ごすのが第一!」とメールを返した。
今朝(8日)も豪雨災害のニュースが報道されているが、何か、その言葉が空しく聞こえる。
私に何が出来るのか・・・自問自答するが、為す術は何もない。
偶々(偶然というより必然のように思う)身近で接している人たちが、少しでも穏やかに過ごせるように気遣うのみ・・・しかない。