広島で仕事があり、慌ただしく行って、慌ただしく帰ってきた。お土産を買う段になって、広島に行ったら買おうと思っていた銘菓があることを思い出した。「鳳梨萬頭(おんらいまんとう)」である。台湾やシンガポールで売っているパイナップルケーキを丸くしたようなお菓子で、呉市にある老舗の和菓子屋さん(明治27年創業)天明堂がつくっているが、広島市内でも買えるという情報を見た記憶があった。
調べたら、広島駅前のデパート福屋で買えるらしいことが分かった。広島銘菓のコーナーで探したが、見つからなかったので、検索した鳳梨萬頭の画像を店員さんに見せながら「ありますか?」と聞いたら「ああ、天明堂さんね」と探してくれた。
職場のおみやげに20個入りを購入。試食用にバラ売りも3個買った。食べてみると美味しい! 味は全くパイナップルケーキだが、小ぶりで皮もパイナップルジャムも薄いので、お腹にもたれず、2つ3つでも食べられそう。
それにしても、そもそも何故このお菓子を知ったのかが思い出せず、自分のブログを検索して、弟子吉治郎『日本まんじゅう紀行』(青弓社 2017)に載っていたことを思い出した。ああ~この饅頭に出会えただけでも、あの本、読んだ意味があった。