初夏のこの時期に咲く花には、好きなものが多い。藤もそのひとつ。
例年、ゴールデンウィークは関西方面に出かけていたので、宇治の平等院や奈良の春日大社の藤を見る機会が多かった。鎌倉は鶴岡八幡宮や長谷寺の藤棚もいいが、山の斜面に乱れ咲くようなヤマフジが好き。
さて下町育ちの私にとって、東京の藤の名所といえば亀戸天神だが、もう長いこと、行ったことがなかった。外出自粛の連休だが、バスで錦糸町駅に出て、ぶらぶら歩いて、藤を見てきた。
丈の長い遅咲きの藤。それにしても房が長くて見事!
亀戸天神社のホームページには、昨年の藤まつり(今年は中止)の写真が掲載されているが、ものすごい人出である。今年は落ち着いて花を見ることができてラッキーだったかもしれない。