見もの・読みもの日記

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祇園祭・山鉾巡行(辻回し)2011

2011-07-17 23:43:37 | 行ったもの(美術館・見仏)
久しぶりの祇園祭。2008年にも山鉾めぐりをしているが、巡行に来合わせるのは、10年ぶりくらいじゃないかと思う。

朝の「辻回し」を見るために四条室町の四つ辻に待機。はじめ西南の角にいたら「そこは道幅が狭いのでどいてください」と警備員さんに排除されてしまい、東南の角に移った。でも「辻回し」を見るには、鉾の進行方向=東側に移って正解だったかも。

四条通りの東北側で、円弧を描くようにささらを敷いて水を撒く。



やがて室町通りの南側から、巨大な鶏鉾が北進してきて、四条通りの中ほどで止まる(後ろ側)。



引き手の綱が東南側に移動。車輪をささらに乗り上げ、一気に東(八坂神社側)に引き回す。



ささらを移動させ、角度をつけて再び引く。



三度目は微調整。一気に引くより、かえって難しい。数名が後方の車輪を押して、ようやく成功。思わず拍手が起こる。



東に向かって、再出発(ささらは鉾の腹のハンモック?に積んでいく)。茶色い半纏のおじさんが万事を仕切っていて、カッコよかった!



四条室町では、このあと、北から下ってきた菊水鉾の「辻回し」も見ることができた。

そのあと、四条新町の様子を見に行こうと思ったが、あまりの暑さと混雑に辟易。以前は、御池通から狭い新町通に戻ってくる山鉾を待っていたのだけど、今年はこれで切り上げる。

京都の祭には、留学生などインターナショナルな参加者の姿をよく見るのだが、南観音山だったかな、黒人さんの姿があって、思わず、弥助(信長の従者)を思い出してしまったことはナイショだ。

帽子を被っていても、鼻から頬が暑くてたまらないので、せめて扇子をかざして、日差しを遮りたくなる。「扇の骨の間から見る」というのは、絵巻物によく描かれる動作で、邪気を払う意味があるとか何とか、論文に書かれていたが、あれは単に暑いから日を避けていたんじゃないかなーと思ってしまった。

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