見もの・読みもの日記

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2025初詣・亀戸七福神巡り

2025-01-07 21:33:34 | 行ったもの(美術館・見仏)

〇亀戸駅~寿老人(常光寺)~弁財天(東覚寺)~恵比寿神・大黒天(香取神社)~毘沙門天(普門院)~福禄寿(天祖神社)~布袋尊(龍眼寺)~亀戸天満宮

 松の内も今日で終わりだが、今年のお正月は、亀戸七福神を巡ってきた。七福神の寺社の門前には、紫に白抜きの「亀戸七福神」の旗が立っていたが、深川七福神のようにコースの道案内に点々と旗が並ぶ雰囲気はなかった。

 寿老人の常光寺。本尊は阿弥陀如来で「江戸六阿弥陀詣」の6番目の霊場でもある。

 弁財天の東覚寺。本尊は大日如来と阿弥陀如来だが、不動尊が有名らしい。亀戸七福神は、どれも大きなお寺や神社の一画に、添え物的な祀られ方をしていた。

 恵比寿神・大黒天の香取神社。かなり大きな神社で、スポーツ振興や勝負事の神様として人気を集めている。

 毘沙門天の普門院。伸び放題の草木、積もった落ち葉の野趣あふれる風情で、立ち入っていいものか、ちょっとためらってしまった。社務所を覗くと、若いお坊さんがニコニコして「ちょうど住職が戻ったところです」と声をかけてくださった。亀戸七福神のご朱印は、印判だけだと200円、手書きだと300円で、私は印判だけを集めていたのだが、「同じ金額で結構ですよ」(若いお坊さん)と言って、ご住職が手慣れた墨書を添えてくださった。

 なお、門を入ったところには「伊藤佐千夫の墓」という石碑が立っていた。あとで調べたところでは同寺の墓地に佐千夫の墓があるそうだ。伊藤佐千夫と言えば、私が思い出すのは「牛飼が歌よむ時に世のなかの新しき歌大いにおこる」(高校の現国で習った)の歌で、茅場町で牛を飼っていたと本で読んだときは、東西線の茅場町駅のあたりかと思ったのだが、実は本所茅場町と言って、いまのJR錦糸町駅の南口辺に牧場があったらしい。錦糸町駅のロータリーに佐千夫の歌碑があるという情報も初めて知ったので、今度見てこようと思う。

 福禄寿の天祖神社。お正月らしく境内に雅楽のBGMが流れていた。

 ここから最後の龍眼寺に向かう道筋が分かりにくく、私のほかにも数人が迷っていたら、通りがかりのお姉さんが「ここから行くと近いですよ」と言って、マンションの私有地を通り抜ける近道を教えてくれた。

 布袋尊の龍眼寺。萩寺とも呼ばれる。本尊の聖観音菩薩立像は江東区内最古の仏像(平安時代末期から鎌倉時代初期の作)だという。看板に写真が掲示されていたが、秘仏で拝観はできなかった。布袋尊のご朱印は尼僧の方からいただく。

 最後に亀戸天満宮にも参拝して〆めとした。亀戸エリアの商店街は、老舗の和食や和菓子もあれば、ガチ中華もあって、なかなか楽しい。また散歩に来よう。


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