素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

🌸 春分 🌸

2017年03月23日 | 春景色

季節がめぐるということは、いつもの日々の、ふとした瞬間に、新しい季節の訪れに気づくことかもしれません。

吉野山  花の散りにし  木の下に  とめし心は  われを待つらむ

吉野山の散った桜の下に、私の心は奪われたまま。 あのは今年も、私を待っているのだろう。

花に染む  心のいかで  残りけん  捨て果ててきと  思ふわが身に

この世への執着を全て捨てたはずなのに、なぜこんなにも桜の花に心奪われるのだろう

春ごとの  花に心を  なぐさめて  六十(むそぢ)あまりの  年を経にける

思えば60年余り、春ごとにに心を慰められてきたんだなぁ~  

花と月をこよなく愛した漂泊の歌人   ~西行法師~

※絵と歌の場所は違います。

                  

🌸 春のうた 🌸      

ほっ まぶしいな。

ほっ うれしいな。

みずは つるつる。

かぜは そよそよ。

               草野 心平  「春のうた」より

 

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🌸 根尾谷淡墨桜 🌸      

2016年04月10日 | 春景色

桜の季節の観光案内には、必ず目にする根尾谷淡墨桜(ねおだにうすずみざくら)

                                                  私も名前だけは聞いていましたが、行ったこともなく、今回の計画がとても楽しみでした。

所在地   岐阜県本巣市根尾板所字上段995                                普通呼称  根尾谷淡墨ザクラ                                    品種    彼岸桜   和名:エドヒガン                            樹齢    1,500余年                                     樹高    16.00m                                      幹囲目通り 9.90m                                       枝張り   東西 27.60m  南北 25.00m                             指定    大正11年10月12日 内務省 天然記念物指定1号                                           指定の理由 由緒ある桜の代表的巨樹            以上:2009年5月測定

千数百年にわたって生き続けている名木“淡墨桜”が、衰えを見せ始めたのは、大正時代初期、大雪で太さ約4mの最大の枝が折れ、本幹に亀裂が生じた頃からです。

その後、地元では保護に努めましたが昭和23年頃には遂に枯死するかという状態に陥り、文部省に訴えた結果、省の視察が実施され「3年以内の枯死は免れないだろう 」という診断が下されました。

 

これを受けて松岡楯雄氏らの提唱により、地元では淡墨桜顕彰保存会を設立、当時老木起死回生の名手として知られていた岐阜市の医師「前田利行」氏に回生保護を依頼したのです。

昭和23年秋の前田氏による調査の結果、回生が可能であると診断され、翌24年、岐阜市の大工“中島英一”氏ほか数名を率いて来村し治療に当たられ、1年余りかけて当時としては最高の技術である根接ぎが行われました。

桜の根を掘り起こしてみると、木の周囲の巨根は全部枯死状態で、その腐朽箇所には無数のシロアリが生息していました。

翁は直ちにこれを駆除するとともに、近くの山から山桜の若根を採取して、わずかに活力ある残根に、特殊な接合方法を用いて、238本もの根接ぎを施し、樹勢を取り戻そうと懸命の努力がなされたのです。

その後の淡墨桜の見事な再生、存続は村の繁栄、融和に大いなる寄与するところとなった。               

 

                                                                                    

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❀クマガイソウを訪ねる❀

2015年05月10日 | 春景色

山梨県より『富士の国やまなし観光ネット』が配信され、いつも観光情報欄をチェックしています。                                   その中で西桂町にクマガイソウの群生地があり、約5,000株が5月初めから中旬にかけて見頃であります。とありました。

それも、環境省によりレッドデータブックの絶滅危惧Ⅱ類の指定を受けた貴重な花とのことであります。                                        その花とは、どんな花なのだろう  と思い出かけてみました。

日本では北海道南部から九州にかけて分布し、低山の森林内、特に竹林・杉林などに生育し大きな集団を作るようです。                            地下茎は節間が長く全長は1m以上になり、硬くて柔軟性に欠け先端の生長点は鉢の内壁などに当たると枯死し鉢植えに適さないそうです。

なのに乱獲や盗掘が後を絶たず、絶滅が危惧されるラン科アツモリソウ属に分類される多年草の植物です。

全体の特徴は、草丈40cmくらい、葉は対生するように2枚つき、それぞれ扇型の特徴的な形をしている。 花はその間からのびた茎の先につき、横を向く。            花弁は細い楕円形で緑色を帯び、唇弁は大きく膨らんだ袋状で、白く紫褐色の模様があり、唇弁の口は左右から膨らんで狭まっている。

こんな特徴を持つ珍しい花にビックリしました。                西桂町では5株から栽培を始め、一時は約3万株にまで増えていたようですが、乱獲や盗掘により約5,000株にまで減少したため、町が大切に保護しているということです。

名前の由来ですが、鎌倉時代の武将『熊谷直実』(くまがいなおざね)が背中に背負った母衣(ほろ:弓矢を防ぐためのに大きく膨らませた布のこと)に見立てたことから、 「熊谷草」(クマガイソウ)という名前がついたようです。

 

 

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▲かたくり群生地『六万騎山』▲

2015年04月29日 | 春景色

新潟県南魚沼市にある「カタクリ群生地」を訪ねてみた。                こちらには標高の低い山全体にカタクリが自生するところが何か所も有る事に驚きました。

7時に厚木から首都圏中央連絡自動車道(圏央道)に入り、途中休憩をとりながら関越自動車道六日町ICを9時半に降りました。                             2~3時間で新潟に行けるなんてビックリです。

ICを出て直ぐコンビニでお昼のお弁当を購入し、新潟寄りのカタクリ群生地『六万騎山(321m)に向かいました。 素晴らしい天気で朝から暑い。           麓の狭い駐車場に運良く車を止められ、10時に登山開始。

早くも車道脇にカタクリの花が確認でき、心ウキウキの感じで入山。             坂をあがると地蔵尊が眼に入り、お参りを済ませた。

六万騎山は途中の登山道でも春の花々を確認できたが、山頂付近の桜とカタクリの群生には驚きました。

                                                                         群生しているカタクリを見るのは秋田県の西木村以来の事で興奮しました。                   新潟県南魚沼市を眼下に大きく広がる田で、冷たい雪解け水に育まれた美味しいお米が出来るのです。

この山は標高が低く、標準で登り30分、周回コースで下りが多少距離が長く35分。   そこを景色を楽しんだり、花の写真を撮影したりで、11時半に下山しました。

カタクリはユリ科に属し、山地の林の中に生える多年草。                  早春に高さ約15cmの茎を1本出し、紅紫色(ピンク)の花を斜め下向きに1個つける。 花弁は6個あり、上部は強くそり返る。

                                                                              花ことば『初恋』。 山に春の訪れを告げる花として親しまれているようです。

 

 

 

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▲越後の花名山『坂戸山』▲

2015年04月27日 | 春景色

六万騎山を11時半に下山し、坂戸山に近い銭淵公園駐車場へ移動、11時55分着。

この公園は、四季の花々が美しい日本庭園風の公園。

私たちを待って居たかの様に、桜が満開で、まさに花絵巻といった美しさでした。

地元の方々も季節の花「桜」を愛でようと、沢山見えていられました。                          ここで私も越後の武将『直江 兼続』の地に足を踏み入れた事に気付いた。                武将兜の前立てには、「愛」とあり愛染明王を表したものと言われ兼続が着用していました。

花見を兼ねて昼食を取り12時半、坂戸山に向け出発した。

                                                                       坂戸山(634m)への登山路には薬師尾根コースと城坂コースの2本があり、残雪の少ない薬師尾根コースを選択した。

麓の鳥坂神社着、12時40分。                                                                                               参拝後、鎮守の森を抜け明るい桜並木の薬師尾根に取付く。 桜の木の下には歴史を感じる石仏が点在し、私たちを山頂へ道案内してくれました。

尾根の下部は満開の桜並木の中を登り、気分は春真っただ中。                                          カタクリの花は山麓から山頂まで登山道脇で、ちらほらや群落でも見る事ができ、最高の時に訪問できた事に感謝でした。

中盤から上部の登山道は階段状にしっかり整備され歩き易いと言うか、1歩1歩確実に足を上げなくては進まないので、とても良い訓練にはなりましたが、途中ダウンされてしまう方が出てしまいました。

外気温は上昇し、日陰も無く非常に厳しい環境でもありました。

坂戸山山頂の富士権現社着、14時。

                                                                       山頂は上杉 景勝の大規模な山城の居城跡で、城の石垣など歴史を感じる遺構が点在し、国指定の文化財となっているようです。

 

桜やカタクリ以外にもピンクの可愛い「イワウチワ」を見る事も出来ました。

                                                                        そんな花見登山でも登り1時間20分、下り50分で全員無事、銭淵公園駐車場に戻りました。

 

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▲山桜トレッキング▲

2015年04月19日 | 春景色

今回訪問した場所は信州安曇野の池田町であります。

池田町は高瀬川と犀川に挟まれ、県道51号大町明科線沿いに南北に長く、年間を通して自然に触れ合える素晴らしい町であります。

鉄道は町の中心地から西へ向かい高瀬川を渡り、松川村を走るJR大糸線の信濃松川駅が近いようです。

山桜咲く『陸郷』(りくごう)は、さわやか信州net によりますと「西の吉野、東の陸郷」と呼ばれるまでになった小鳥たちが作った夢の郷(ゆめのさと)と紹介されているとの事です。

私達も、その紹介文にに魅せられ、池田町の東側に位置する陸郷地区の山一帯が桜色に染まる様子を見に出かけました。

地元を7時に出発、R246から東富士五湖道路を経て中央高速で安曇野IC迄、ICは10時45分に出て、県道51号線沿いにある道の駅「池田」で歩く準備を済ませた。

バスで北アルプスの見晴らしの良い地点まで上がってもらい下車、そこから11時15分トレッキングスタート。 好天の上、以前良く歩いた北アルプスの稜線がハッキリと見え、気分もヒートアップ。                                  先日5㎞を走り、筋肉痛を感じていたが何故か? 快調に登れた。

頑張って尾根まで上がり、浸食の進む土柱[継子(ままこ)落とし]を見学し、東側の切れ落ちた断崖に注意しながら八代峠に向かい、そこで昼食(11:50~12:30)とした。

                                                                    ここからは西側に有明山から餓鬼岳、爺が岳、鹿島槍、五竜が望めた。         ただ晴れてはいるが、青空が消え雪の稜線が見にくいのが残念であった。

八代峠からは車道に下り、登波離橋を渡り豊盛(ほうせい)公民館へ。

                                                                     途中いくつかの桜仙峡ビューポイントで撮影しながら進んだ。 公民館前から見下ろす山桜は圧巻であった。

中国、陶淵明の『桃花源記』に書かれた桃の咲き乱れる仙峡「桃源郷」にちなんで、山桜の見事なこの地が『桜仙峡』おうせんきょう)と命名されたようです。

                                                                  陸郷夢の郷には約2,000本の山桜が山腹のアチコチに自生しています。

                                                                    バックに聳えたつ残雪の北アルプスも見逃せませんでした。左:爺が岳、中央:鹿島槍、右:五竜岳

バスはトレッキング終点地「夢農場」で待機。

                                                                         休憩し、ソフトクリームを賞味、回りの山桜を充分に堪能し15時45分夢農場を後にしました。

   

 

 

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❀ 桜・さくら・Sakura ❀

2015年04月06日 | 春景色

ぼくらは きっと待っている 

君とまた会える  日々を 

並木の  みちの上で 

手を振り 叫ぶよ 

どんなに  苦しい時も 

君は  笑っているから 

くじけそうに   なりかけても 

頑張れる  気がしたよ  

かすみゆく  景色の中に 

あの日の歌が  きこえる  

 さくら さくら  今咲き誇る 

刹那に散ゆく  定めと知って 

さらば友よ  旅立ちのとき 

変わらない その想いを  今

                         作詞・作曲 森山 直太朗

                      

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●寂しき春●

2015年03月14日 | 春景色

したたり止まぬ日のひかり

うつうつまはる水ぐるま

あをぞらに

越後の山も見ゆるぞ

さびしいぞ

一日もの言はず

野にいでてあゆめば

菜種のはなは波をつくりて

いまははや

しんにさびしいぞ

                                                                                        抒情小曲集より『寂しき春』 室生 犀星

 

 

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❀小田原フラワーガーデン❀

2014年05月25日 | 春景色

小田原市には、1年中花とみどりが楽しめる公園があります。それが『小田原フラワーガーデン』と言います。

『花と緑の生活文化の創造』をメインテーマに「豊かなライフスタイルを築く“楽しい花園”づくり」を目指して、平成7年にオープンしました。

メイン施設の「トロピカルドーム温室」では熱帯植物が、また公園面積の約半分を占める「渓流の梅林」では、約200種の「梅」が咲き誇ります。                                              他にもアルカディア広場周囲に広がる「バラ園」や、渓流沿いから池周囲に広がる「花しょうぶ」など、四季折々の花が楽しめる公園になっています。

平成26年5月17日(土)~6月1日(日)まで、『春のローズフェスタ』が開催されており、立ち寄ってみました。

気軽に、チョット行ってみるか?と出かけてみましたが、何と駐車場に入れず、道路にまで車の列ができていました。                             それでも中々入れず、近くにある県立諏訪の原公園の駐車場に止めて歩きました。

春のローズフェスタ』が開催されていたので、それを目的に沢山の方々が見に来られたようです。

142品種345本のハイブリットティー(大輪系)、フロリバンダ(複輪系)、ツルバラなどのバラが咲き誇ります。                                     見頃は春と秋のようですが、真冬を除いて一年中バラを楽しむことができるそうです。

とても色鮮やかな花で、種類の多さにもビックリしました。                  全部は撮れませんでしたが、少し撮ったバラをご紹介いたします。                                                          ❀ゴールデンボーダー  中輪房咲き系  作出国 フランス   花付きが良く、香りも良い品種

 

プリンセス ミチコ  中輪房咲き系  作出国 イギリス                                                                                             当時、皇太子妃であった美智子皇后に捧げられた中輪の銘花 

アンジェラ  つるバラ系  作出国 ドイツ  カップ咲きの小輪花を咲かせる人気品種

ボニカ  中輪房咲き系  作出国 フランス  2003年世界バラ会連合殿堂入り品種

ウルメール ムンスター  つるバラ系  作出国 ドイツ  ドイツの都市ウルムにある大聖堂に因んだ花名

デスティ二ィ  中輪房咲き系  作出国 フランス  「運命」という意味の花名 

 ❀ディズニーランド ローズ  中輪房咲き系  作出国 アメリカ  「花のパレード」の様な目を奪われる、明るく豊かな花色

ゴールド バニー  中輪房咲き系  作出国 フランス  中輪房咲き系にしては大きな花が特徴の純黄色の品種

カンデラブラ  四季咲大輪系  作出国 アメリカ  ろうそくに火が灯った「燭台」のようなオレンジ色の品種

アリウム グローブ マスター  ネギ(ユリ)科  世界最大のネギ坊主

                                                                  花が綺麗なネギの仲間を「アリウム」と呼んでいます。                アリウムの仲間は北半球に300種類以上あるそうです。その中でもグローブマスターは最大級の花を咲かせる大変珍しい品種だそうです。

 

 

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❀あつぎつつじの丘公園❀

2014年05月11日 | 春景色

平成26年5月10日(土)から11日(日)の2日間に『つつじが元気に咲きました2014』が開催されると聞き、立ち寄ってみました。

以前は「上古沢緑地」と言われていたようですが、市民公募により『あつぎつつじの丘公園』の愛称に変わったとの事です。

ここには、厚木市民の手により、5万2千本のつつじが植えられています。           その見応えは圧巻です。   

3月下旬から4月上旬には、さくらを見る事も出来ます。

4月下旬から5月中旬に、つつじが開花し、エリアごとに種類の違うつつじが植栽され、色々なつつじを鑑賞できます。

ただ現在は、早咲きのつつじが枯れ始めているので、花をアップで見ると枯れ花が見えてしまうので、遠くから園内全体に目を向けた方が良い様に感じました。

園内には遊歩道が完備され、この時期以外でも緑豊かな自然に囲まれ、遊水地や展望広場、自然散策道などがあり、四季を通じて自然とふれあうことができます。

 

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