四季を通して、年に1度は訪れる五箇山そして白川郷。 いつも松本から平湯峠越えをして高山の朝市を見学、白川街道で御母衣ダム経由にて合掌集落に入った。 いつも同じコースでは飽きられてしまうと思い、今回は高速道路を利用してのコース取りをしてみた。 神奈川から夜間に東名高速に乗り愛知へ、これが夜間と言えども静岡辺りまで大渋滞、一般国道を走っている様であった。
混雑が予想された足助の
「香嵐渓」
を朝一で訪問、そして次に東海環状自動車道から東海北陸自動車道で水の綺麗な郡上八幡へ。 余り時間は無かったが昼食を取り、市内
散策をした。 15時過ぎ、再び東海北陸自動車道に乗り、一路今日の宿 富山県の五箇山相倉(あいのくら)集落 合掌民宿「勇助」さんへ急いだ。
愛知から岐阜そして富山へ。その間、岐阜では秋から冬への移り行く風景の変化が楽しめた。16時半、冬の五箇山に着いた。
富山県の南西部。白山から続く峰々に抱かれて、五つの谷が点在する。 赤尾谷、
上梨谷、
下梨谷、
小谷、
利賀谷、この五つに囲まれた地、合掌造りで知られる山里
「五箇山」
(ごかやま)。 訪れるたびに この地は、いくつもの表情を見せてくれる。
ふだんは無骨なそぶりを演じるひなびた村。が、そこには古式の舞や謡楽に彩られ、落人の歴史が感じられる。
山渓の荒削りな味覚や鮮やかな伝承の技に目が覚まされたりもする山のもてなしを充分に味わいました。
ブナの生い茂る山々を背景に、天に向かって屹立する茅葺の大屋根。 昭和の初期、ドイツの世界的建築学者「ブルーノ・タウト」
が惜しみない賞賛を贈ったと言われる合掌造りは、雪国の風土と先人の知恵と技の結晶であります。
相倉・菅沼の両集落には合掌造り家屋が建ち並び、切妻の三角屋根と水田、畑、石垣、雪持林が美しい景観を見せてくれる。 平成7年12月、両集落は、後世に残すべき貴重な文化遺産として、ユネスコの
世界文化遺産
に登録されました。
守られる住人の方々と、お話をすると不満もあるようですが、最後に、「でもこうして皆さんとお会い出来る事が、とても嬉しいです。」と言って下さいました。 本当にありがたい事です。