ささの葉さらさら
のきばにゆれる お星さまキラキラ
きんぎん砂子(すなご)
五しきのたんざく
わたしがかいた お星さまキラキラ
空からみてる
作詞:権藤はなよ ・ 補作詩:林柳波 ・ 作曲:下総皖一
笹の葉サラサラ軒端に揺れる・・・・・
星々に届けあまたの願い
童謡「たなばたさま」は、昭和16年3月に文部省発行の『うたのほん・下』に掲載された曲だそうです。
中国を起源とする日本の伝統行事「七夕祭り」では、短冊に願い事を書き葉竹に飾る行事が一般的に行われています。 短冊などを笹に飾る風習は江戸時代から始まり、日本以外では見られないそうです。
「たなばたさま」の歌詞にある「五色(ごしき)の短冊」の五色とは、中国の五行説にあてはまる五色で緑・紅・黄・白・黒を言い、中国では短冊ではなく五色の糸をつるし、芸事の上達を願ったようです。
湘南ひらつか七夕まつりは昭和26年7月にスタートし、今年で第59回を迎えました。
平塚は海軍火薬廠があったことから昭和20年7月の大空襲で壊滅的打撃を受け、中心市街地の約70%が焼け野原と化したとの事です。 しかし復興は早く、「戦災復興五ヵ年計画」も一段落した昭和25年7月『復興まつり』が開催され、ちょうどこの時期が近隣農家の野上がりの時期とも重なり非常に多くの人出を見たようです。 そこで、平塚商工会議所、平塚市商店街連合会が中心となって昭和26年7月に仙台の七夕祭りを範とし、平塚商人のたくましい心意気を吹き込んだ第1回七夕まつりを行ったとの事です。
ちなみに第1回の人出は10万人だったそうです。 そしてピークは平成5年7月の第43回が361万人。以降下り坂で平成19年7月の第57回では280万人。 さて今年はどうでしょう?7月3日(金)の夕方小雨がありましたが以後好天に恵まれ、たくさんの人が出られたのではと思います。