素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

⛩ 大神(おおみわ)神社参拝 2016 ⛩

2016年02月15日 | 宮詣で

国のまほろば大和盆地の東南に位置する三輪山は、高さ467m・周囲16km・面積350ha、全山松・杉・桧等に覆われ、古来より神の鎮まりますお山《神奈備(かんなび)山・三諸(みもろ)山》として仰がれ、本殿は設けず拝殿の奥にある三ツ鳥居を通しお山を拝するという、原初の神祀りの様が伝えられている、我国最古の神社です。

遠い神代の昔、大己貴(おおなむち)神(大国主神)が自らの幸魂(さきみたま)奇魂(くしみたま)(にぎみたま)を三輪山に鎮められ、大物主大神(詳しくは 倭大物主櫛𤭖魂命〔やまとのおおものぬしくしみかたまのみこと〕)の御名を以て、お祀りされたのがはじまりです。

大三輪の神は国造りの神様として、また医薬・酒造・方除等 人間生活全般の守護神として、大和国一ノ宮・三輪明神と親しまれ、広くその御神威を仰がれております。

大鳥居から参道を進み、二の鳥居を通り拝殿へ向かいました。            二の鳥居からは厳粛な雰囲気が漂い、我が国最古の神社であることが、こういうことかと感じられました。

正面の拝殿を参拝し、この神社の有名な三輪鳥居(三ツ鳥居)を通してお山を拝みたいと思いましたが都合できませんでしたが、次回は必ず見てみたい。                                     鳥居には沢山の種類があるようですが、三ツ鳥居とは明神型という鳥居三つを一つに組み合わせた鳥居ということのようです。                          その鳥居が、神の山・三輪山と拝殿を区切る場所に立ち、本殿にかわるものとして神聖視されています。

                                               拝観は参集殿で申し込みを 

平成9年に竣工した檜を用いた木造の社殿、祈祷殿を参拝。                      大きな素晴らしい建物で紅梅が色を添えていました。

くすり道を通り、薬の神様・狭井(さい)神社へ。

                                                三輪の神様の荒魂(あらみたま)をまつる神社。                               力強い御神威から病気平癒の神様として信仰が篤いです。

社殿横には薬井戸があり、万病に効くという薬水が湧き出る井戸があります。   「ご神水」として水を汲みに来る方があとを絶たないようです。

                                                   また、狭井神社の右手からは、ご神体である三輪山へ登拝ができます。            神社に申込みをし、許可を頂いてから敬虔な心で登拝したい。

 

幸魂(さきみたま)とは、ズバリそれを拡大してゆく力。和を幸せに導くということだそうです。                                         奇魂(くしみたま)とは、無から有を生む力。それは努力の証しとされたり、奇跡をさすようです。                                         和魂(にぎみたま)とは、物事を包んで和合させる力で優しく何事にもこだわらず、それら全てをまとめ上げてゆこうとする力とのことです。                                荒魂(あらみたま)とは、現実界に幸魂、奇魂、和魂を行使させる力をいう。つまり全ての現実のために、多少困難な考えや荒い心を持って発露させてゆこうとする現実へのパワーだそうです。

 

 

 

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⛩ 談山神社参拝 ⛩

2016年02月15日 | 宮詣で

と紅葉の名所である談山(たんざん)神社を参拝して来ました。                               飛鳥の東方にそびえる多武峰(とうのみね)の山中にたたずむ談山神社には中臣 鎌足公が主祭神として祀られています。                                  神仏分離以前は寺院であり、多武峰妙楽寺といっていたようです。

                                                     ここは大化の改新でお馴染みの中大兄皇子(後の天智天皇)、中臣 鎌足(後の藤原鎌足公)が日本の将来について、西暦645年5月に語り合った(国家改新の密談)ことから「談い(かたらい)山」と呼ばれ神社社号の起こりとなっています。                     「談い山」(566m)は本殿の裏山で山頂には大化の改新 談合の碑が立っています。

「談い山」での談合とは、どんな内容                                    蘇我蝦夷と入鹿親子の勢力が極まり、国の政治をほしいままにしていた頃、中臣 鎌足(後の藤原鎌足公)は強い志を抱いて、国家の正しいあり方を考えていました。                                   その時、飛鳥の法興寺(今の飛鳥寺)での蹴鞠会(けまりえ)中大兄皇子に初めてまみえることができた鎌足公は、志を語り意見が一致し、多武峰の山中で「大化改新」の談合を行なったということです。

そんなことで、中大兄皇子と藤原 鎌足公が初めてお会いでき「大化改新」に至った発端は飛鳥法興寺の蹴鞠会であったことから、談山神社でも毎年4月29日と11月3日に「けまり祭」が行われています。                                  飛鳥時代の雅びが感じられるお祭りとのことです。見てみたいですね。

蹴鞠の庭から見た神廟拝所と十三重塔です。

授与所で御朱印を頂き、拝殿に移り歴史絵巻を拝観したり、幼稚園児の絵画が飾られ、格式ある神社にとても暖かいものを感じました。                        これは長岡千尋宮司のお考えによるものだろうと推察致しました。

それは談山神社発行の『談(かたらい)2016年1月 通刊85号に、こうありました。                  平成27年12月に神社の平成の大修理事業であった奈良県指定文化財「東大門」の修理が足かけ10年を掛けて竣工した「御礼の言葉」の中であります。

この度の修理事業は、申すまでもなく氏子・崇敬者の皆様の御支援がなければ成し得ないことでした。                                        皆様の崇敬の真心が一つに集まって、これを成し遂げたのです。ここに重ねて御礼、感謝の言葉を申し上げます。                                               談山神社の1300年の歴史と文化はもとより、数々の貴重な建造物は次世代へ継承されることになりました。 古来、日本は神国である。という言葉があります。             一つのイデオロギーからの見方という考えもありましょう。・・・                                                   しかしこれを実際に地理的に見てみますと、北海道から沖縄まで日本列島には、点として都会の大社から地方の各村々の氏神まで合わせて八万余社が鎮座しています。     これを線として結び付けると、ほぼ列島の形を描くことができるのではないでしょうか。神国たるゆえんです。                              神社は人々の暮らしと共にあります。神社の森は人々の憩いの場であり、子供の遊び場です。                                            祭りの時は、そこが信仰の場になりますが、神社と人々は常に一緒にあるのです。                          これが我が国の国体(くにぶり)であります。 (以上原文)

境内で子供たちが楽しそうに走り回っている姿を見かけました。          明治に官幣社となられた神社の現長岡宮司、格式高い神社の宮司に相応しく御立派な方であります。 

 

 

 

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▲俱留尊山ハイク▲

2016年02月15日 | 史跡・名勝探訪

奈良県桜井市にある宿を8時出発。                           曽爾(そに)村役場の観光課に寄ってから俱留尊山(くろそやま)登山口の曽爾高原駐車場へ9時半に入った。                                   役場の観光課は曽爾村を知ってもらうために大阪・名古屋方面には宣伝をしているようですが、神奈川県から来たということで大変親切な対応をして頂きました。

曽爾(そに)村をご存知ですか? 今、日本中に村って、幾つくらい在るのでしょう エッ

場所は奈良県の東北端に位置し、三重県境に接し静かな曽爾川の流域に開ける村です。                                      村の大半を占める山地は室生火山群に属し、西側の岩肌もあらわな鎧岳、兜岳などの珍しい柱状節理の美景は国の天然記念物に指定されています。

                                                  また、東に位置する俱留尊山(1037m)、亀山などのなだらかな山々とその山麓に開ける雄大な曽爾高原一帯は室生赤目青山国定公園に指定されています。

現在、全国には183の村があるそうです。  一番多いのが長野県。                             曽爾村は人口1,610人(2015.5.1現在)の小さな村ですが、日本の農山漁村の文化や景観の継承を目的として運動を行っているNPO法人「日本で最も美しい村」連合に加盟されています。                                         その土地でなければ経験できない独自の景観や地域文化を持つ村とされており、人の営みが生み出した美しさがある村が選ばれています。                                          曽爾村には、曽爾高原のススキ野原と曽爾の獅子舞があるとのことです。

雨上がりの青空でとても気持ち良い高原です。                           3月には山焼きが行われるようですが、2月でもまだまだ高原一面を覆う、金色の幻想の世界を楽しむことができました。                           高原の中央にある「お亀池」を左手に見ながらススキの登山道を登り、亀山峠に10時05分到着。

                                                       尾根に出たら風が冷たい、そのうえ徐々に雲が日をさえぎり寒さ倍増。      皆さん防寒対策を万全にした。

高度を増して行くと岩が見え始め、積雪もあることから慎重に歩を進めた。          少し登ると樹林帯に入り、少し風は防げた。

                                               その先に大きな看板と小屋が見えた。 入山料の徴収小屋のようです。            この山は個人所有の山であり入山料を徴収しているようです。                     初めての経験でビックリしました。

小屋のすぐ先が「二本ボソ」(996m)、10時40分到着。             山頂風になった所だが、何故か風がなく、ちょっとホッとできる場所でした。10分休憩。

                                               目指す「俱留尊山」が直ぐそこに見えたが、1峰1峰が独立峰になっており、目的の山頂には一度下ってから登り返さなくてはならなかったが、皆さん黙々と頑張られた。

この山は第三紀に活動した火山の名残りで、三重県側斜面には火山岩による柱状節理が見られると言われ、見てみたい気がした。

11時20分、三等三角点の設置された俱留尊山登頂。  

この所の暖冬で霧氷が大分消えてしまっていたが、降り始めた雪もあり山頂部では、まだ見ることができた。                                             振り返ると先ほど通過して来た「二本ボソ」の山頂と小屋が見えた。

                                         雪の山頂で風もあり、ベンチにも雪が積もり、ノンビリ休憩もできず15分ほどで下山の途についた。

 

寒さで体の動きも鈍ってきており、下山時は登り以上に慎重に歩を進めた。  周りのあらゆるものが滑りそうに感じ、気を引き締めた。

往路を戻り、二本ボソ着12時。                                       風の強さが増し、吹雪が頬に当たり痛くて長時間歩いていたら完全に凍傷になったと思われる厳しい気象状況であった。                                             宿での天気予報は終日曇りであったのに、山での気象状況は予想外である。

そんな状況下であり、周りをキョロキョロすると霧氷が成長しているように感じた。

樹林帯を抜け右手下方にススキの曽爾高原が見えたら、更に吹き上げてくる強風に参った。                                       右頬が痛いのと口の動きも悪くなり、皆さんのお喋り声も聞こえなくなった。

亀山峠着、12時25分。                                           腕に付けた温度計は通常、体温に近い温度を示しているのに、この時は-1度とビックリした。                                              風が強いので体感温度はマイナスであった。                                   帰りは、お亀池に下らず亀山(849m)経由で駐車場へ向かった。

亀山山頂は吹雪の状態で休憩せず12時40分通過。

                                                 10分ほど下ったら樹林帯に入り、多少風が穏やかになりホッとした。            私もそうでしたが、皆さんも山で吹雪かれた経験は初めてとのことでした。

                                                   1,037mの麓の近い俱留尊山で吹雪の激寒状態を体験できたことは実に有意義なことであったと思う。                                         この様な経験は中々できません。無事下山、本当にお疲れ様でした。

 

 

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