以前に山仲間の方より、「七面山の敬慎院遥拝場からの富士山は素晴らしい」と聞いてはいましたが、中々行く機会がなく、今年の春分の日を迎えたお彼岸にやっと登拝することができました。 国道52号線の上沢交差点より地方道37号線を早川沿いに進み、角瀬地区から赤沢宿を経由し一番奥の羽衣地区まで入りました。
ここが法華経信仰の聖地「七面山」への表参道入口になります。 当グループも女性の方が多いので、登山口近くにある白糸の滝で女人禁制を解くために7日間身を清めた、徳川家康の側室である「お萬」の方を詣でました。
法華経の熱心な信徒で、法華経の女人成仏(古来より地位が低く見られてきた女性も仏になれると説いた教え)が説かれる法華経を守護する七面山への登詣を強く願い、女性として初めて登頂を果たされました。
羽衣登山口出発、10時20分。
七面山への登詣は、険しい山坂を越えて行くもので大変な苦行を伴いますが、その道程が修行の道であり、祈りの道です。 麓から山頂に行くには、表参道と裏参道のいずれかを利用しなければ登って行くことはできないようです。
道中では本格的な信者の方々と沢山 出会いました。
13丁目の肝心坊着、11時25分。
昼食とし30分の休憩。
17丁目通過、12時02分。
23丁目 中適坊着、12時25分。 5分休憩。
休憩所は大きく、信仰の山であることが実感できます。 千社札の多いのに驚いた中、力士名や芸能人の方の名前も見られました。
31丁目通過、13時13分。
36丁目 晴雲坊着、13時30分。 15分休憩。
周りは雪でしんしんと冷え込んだ中、優しい顔をした愚痴聞き地蔵様が待っていて下さいました。
39丁目通過、13時55分。 この丁目石は江戸時代のものだそうです。
46丁目の和光門通過、14時30分。
ここから石燈籠の並んだ急坂の参道を登り、富士山の遥拝場広場に出た。
49丁目 随身門着、14時40分。 富士山は見えず、
随身門を通り急階段の下に見える七面山本社に向かった。
50丁目 敬慎院に到着、14時50分。
沢山の僧侶さんがお出迎えして下さり、非常に恐縮しました。
直ぐに部屋に案内され、綺麗な部屋で大きなストーブがたかれ、皆さんでストーブを囲み暖を取りました。
17時半頃から、青空が見え出し明日の御来光が拝めそうで嬉しかった。 体もだいぶ温まり、防寒対策を万全にして夕陽の富士を見に、急な階段を登り遥拝場に立った。
赤富士を想像していたが、ピンクで終わってしまった。
日によっては見られない人も居るのだから、そんな贅沢は言えない。