素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

⛰ 剣山を登る ⛰

2016年05月10日 | 日本百名山

今年初めて、東海道新幹線を利用しての山行となった。 

                                                  当地より6時15分発ひかり493号に乗車、9時17分には岡山の駅に立った。                何と3時間である。 車人間の私には、驚くばかりである。

                                               日本も段々狭くなって来た。                                    途中では富士山が見えたり、関が原から伊吹山も見え、白鷺のような姫路城も新幹線から見学できた。

                                                      岡山駅の2階フロアーで人員点呼。  ・・・ 全員でバスの駐車場に向かったら、運転手さんが迎えに来て下さった。                                  気持ちの良い天気で、皆さん気分は最高                                           9時半に岡山駅出発。                                            山陽自動車道から瀬戸中央自動車道に移り、瀬戸大橋を渡り四国へ。

                                                 周りの感じは名古屋港上を走る伊勢湾岸自動車道の橋から橋を通り抜ける感覚であった。        香川県坂出市から徳島県美馬郡つるぎ町の道の駅「貞光ゆうゆう館」に11時15分到着。昼食を取った。                              今日の予定は、剣山の山頂を踏むことであり12時10分に出発。

                                                   国道438号線を南下、近くには大歩危・小歩危という結晶片岩が水蝕されてできた素晴らしい渓谷がある場所なので、国道沿いの渓谷も深く水は綺麗であった。          国道と言っても道幅4~5mほどの道路であったが、地元のドライバーさんスイスイ走ってくれた。

剣山登山リフト見ノ越駅(標高1420m)に13時25分到着。                  直ぐに登山準備を始め13時45分に出発。                        尾根道にある西島駅(標高1750m)に14時着。 標高差330m、距離830mを15分で運んでくれた。

西島駅を14時05分に出発。                                尾根道コースを登り、日差しが強くて直ぐTシャツ姿になった。

                                               刀掛の松14時15分着。 登山というよりお散歩感覚でした。

                                               標高も1800mを越えた頃からの登山道脇は熊笹が覆い尽くし、山頂付近では地面に這いつくばるような背の低い熊笹が見られた。

剣山本宮神社着、14時35分。 直ぐ横には剣山頂上ヒュッテが並んで建っていた。

                                               神社とヒュッテの間の登山道を抜け、山頂に向かった。                       山頂着14時45分。 広々していて気持ち良い。

四国の屋根と呼ばれる剣山山系、主峰『剣山』は標高1955mで西日本第2の高さを誇ります。

                                               山頂付近には平家の馬場と呼ばれる平原が広がり360度の展望は室戸岬、瀬戸内海、紀伊半島を遥かに見渡せます。

 

山頂は、やたらに歩き回れないよう幅広の木道が縦横に作られ、そこを1人天下を取ったような気分で闊歩していると、心も大きく頬に当たる風が心地よい。

360度の案内表示盤が設置されていたが、天気は良いが遠方は雲にかすれハッキリと確認できなかったことが残念であった。                           これで瀬戸内海に浮かぶ島々や瀬戸大橋が望めたら最高である。

                                               今日の宿は剣山の麓と近いので、のんびり山頂の木道を歩き回った。           次郎岌(じろうぎゅう)(1929m)も間近に見え、団体でなければ走ってでも行ってみたいと思った。15時15分、下山開始。

                                                   剣山本宮神社の鳥居を通ってからは、尾根道コースを通らず大剱道コースを下った。

                                               大剱神社到着、15時半。 神社の裏には「お塔石」という岩塔が見えた。

                                                下りでの道のりも花に詳しい方がいたので、いろいろ教えて頂きながら歩き、とても有意義であった。 登山リフトの西島駅通過、16時。

                                               帰りはリフトを利用せず、剣山登山口の剱神社からバスの待つ見ノ越駐車場まで完歩した。到着、16時50分。                                             歩き足りなかったと思いますが、お疲れ様でした。

                                                自分では四国の山など行けるとは考えていなかったが、この会に参加し思いもしない山に登山できて本当に良かった。                                                宿到着、17時05分。宿でノンビリできるのも最高です。

 

 

 

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⛰ 石鎚山登山 ⛰

2016年05月10日 | 日本百名山

剣山の足元にある宿「ラフォーレつるぎ山」を7時20分に出発。          外は冷たそうな雨である。                              今日は四国にある2つ目の日本百名山石鎚山(1982m)を石鎚登山ロープウェイ利用で山頂を目指す。                               天気予報で雲の動きを見ると北東方向に流れており、剣山から石鎚山麓までの長距離移動中に雲が抜けてくれることを祈った。

狭い国道438号線を北上し徳島自動車道の美馬ICに入り、西へ移動。          川之江JCTから松山自動車道に移り、いよ西条ICまで移動。           宿からここまで2時間40分かかり、小さいと思っていた四国の奥深さに驚いた。  高速走行中も夕方のように薄暗く、雨のやむ気配はなく、移動中に作戦を練り直した。                                      石鎚登山ロープウェイへ向かう林道で時間規制による通行止めがあるとの情報が入ったが、四国の道に詳しいドライバーさんの案で目的地は変わるが待たずに走れる別の林道を行くことに決定した。                             雨でもあるしロープウェイの山頂成就駅(標高1280m)より標高の高い土小屋(標高1492m)から山頂を目指すことにした。

寒風茶屋、10時56分通過。よさこい峠12時通過。                     曲がりくねった林道をドライバーさんが頑張って下さり、土小屋駐車場に12時10分到着。宿より約4時間バスに乗り続けた。 雨止まず、である。

                                               駐車場横にあった休憩用の東屋で直ぐ出発準備に入り、12時半に出発した。

ロープウェイ側の表参道コースより土小屋側のが標高が高い分、急登がなくダラダラとした登りで歩くことは辛く感じなかった。

                                               樹林帯の中や背の低い熊笹のある登山道で、時折この時期の石鎚山系で見られるという「アケボノツツジ」の花弁が落ちているのに気づき、見上げると花数が少なく、うすピンクなので雨天では雲に消されるようで見にくく残念であった。 

                                               登山道からはずれた所には咲いているのが見えた。  

アケボノツツジは本州の近畿地方以西と四国、九州の山地に分布する落葉低木。   葉の出る前に枝先に1つ、直径約5cmほどの美しいピンク色の花を咲かせる。    全体に丸みがあって、優しい感じの花である。

ここ石鎚山では、標高1700m付近から山頂手前にかけての登山道脇で間近に見ることができた。                                     急斜面の風当たりの強い所に咲いているので、風下側に向かって開いていることが多いようだが、昨日からの雨で重い滴を付け、疲れているように下を向いた花がほとんどでした。

表参道成就コースとの合流点にある鳥居を14時10分通過。

                                               その直ぐ上の石鎚山公衆トイレ休憩所に14時15分到着。                           休憩所もトイレも、とても綺麗な建物でした。 10分休憩。

ここから直登するには、ビックリするくらいの大きな鎖がある「二の鎖」場から「三の鎖」場を通過するのだが、雨で鎖も岩も濡れているので、安全を最優先して巻き道(右へ)経由で山頂を目指した。

日本七霊山富士山・立山・白山・大峰山・釈迦ヶ岳・大山・石鎚山)のひとつ石鎚山は、標高1982mの西日本最高峰の山。

                                               古く奈良時代から修験道の地として知れ渡り、あの弘法大師(空海)も修行したとされています。

                                               現在も7月に行われる「お山開き」には、全国から白装束を身にまとった修験者が集まり山頂を目指すとのことです。

山頂到着、14時45分。                                   風が強く濡れた体には辛く、素早く石鎚神社を参拝し御朱印を頂き、休憩15分で下山の途についた。

緊張する下り、アルミの階段・丸太の橋・木の根・岩など、全てが濡れて滑り易く、相互に声を掛け合って、下山しした。

本来であれば好天の中、眼下に四国の山々と美しい瀬戸内海を眺めながら山頂を極めたかったが、雨の中でもアケボノツツジを見たい一心で皆さん頑張りました。山頂を踏むことができて良かったです。

バスの待つ土小屋駐車場に17時10分、全員無事下山。                  バスはエンジンを掛けて待機、車内は暖かく冷えた体が生き返ったようでした。    ドライバーさんの配慮に感謝。

 

 

 

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🐾 四国北西部そぞろ歩き 🐾

2016年05月10日 | 史跡・名勝探訪

3000年の歴史をもつ道後温泉は日本最古の名湯です。                   古今の著名な文人、墨客が遊訪しており、この地域に豊かな歴史、文化を育んできました。

                                                道後温泉のシンボルである道後温泉本館は、100年以上前に建築されたが今なお現役の浴場として多くの人々の絶大な人気を集めており、木造三層楼の建物は国の重要文化財に指定されています。

夏目 漱石が、松山中学の英語教師としてこの地を踏んだのは、明治28年4月。    その頃の道後温泉は木の香りも新しい建物であったことから、「道後温泉はよほど立派なる建物にて、八銭出すと三階に上がり、茶を飲み、菓子を食い、湯に入れば頭まで石鹸で洗ってくれるような始末、随分結構に御座候」と手紙で書き送っています。

漱石は、病気静養のため帰省していた正岡 子規と50日余り同居生活し、子規高浜 虚子としばしば道後に出かけています。

                                               道すがら交わした文学論や、神仙体の俳句は、英語教師:夏目 金之助から文豪:夏目 漱石へ変身する発端になったようです。

松山の田舎ぶりを辛らつにからかった「坊っちゃん」も、当時新築の道後温泉には脱帽です。団子を食べ、湯船で泳ぎ、随分と楽しんでいます。                             赤手ぬぐいに因んで、今も道後温泉で貸し出されるのは赤タオル。                                     3 階の「坊っちゃんの間」では、夏目 漱石が通った頃の面影を今でも味わうことができます。

5月10日(火)道後の宿を8時半に出発し、四国に来たからには、四国でしか見られないという「四国カッコソウ」を見ようと山深い河野山「高縄寺」へ。

                                                    中型バスで地元のドライバーさんが、狭い林道を見事なハンドルさばきで連れて行って下さいましたが、到着が遅かったもので、ご住職が心配され、作務衣姿に長靴で山門で待っていて下さいました。9時半到着。

                                                花期は普通5月連休頃までらしいのですが、標高が約千mの高縄寺では2株咲いており、皆さんの歓声と四国カッコソウが恥ずかしいと言うくらい、シャッターの嵐でした。

                                               花弁はピンク色で葉や茎に白の細い繊毛があるのが特徴とのことです。           来た甲斐がありました。

高縄寺を10時20分に出発。 次は今治(いまばり)市へ。                        今治と言えば「タオル」、そんなことで「タオル美術館」に向かいました。11時15分到着。

                                                   今治タオル産地は、高縄山系を源流とする蒼社川の伏流水や霊峰石鎚山より流れ出た地下水など、晒しや染に適した良質の水が豊富にあり、これにより今治タオルの染色技術が向上し、伝統的な製法技術と最新技術を巧みに融合させながら、使い心地の良いタオルが生産できているとのことです。

その使い心地の良いタオルには、四国タオル工業組合による独自の品質基準が定められています。                                    その1つに、『タオル片が水中に沈み始めるまでに要する時間が5秒以内(沈降法)』というのがあります。                                これは、洗わなくても使い始めから水を吸うタオルということなのです。            今治タオルは汗や水分を素早く吸収し、お風呂上りに体を拭いても、汗をぬぐってもべとつかず、お肌にやさしいのが特徴です。  是非、ご利用ください。                                また、製造工程の見学やタオルを使用した様々なアート作品の展示もあり珍しい美術館です。

12時40分出発し、今治ICを12時58分に入り、愛媛県今治市と広島県尾道市の間の瀬戸内海に浮かぶ島々を9つの橋でつなぐ瀬戸内しまなみ海道を走りました。  好天であれば沢山の島々と各種の工法で造られた橋を見ることができたのでしょうが、あいにくの雨天で大きな橋が霧の中に消えていました。

しまなみ海道の中間地点にある島「大三島」に降り、日本総鎮守と呼ばれ、全国に一万社余りの分社を持つ神社大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)を参拝しました。  13時45分到着。

何故、わざわざ高速を降りてまで神社を参拝したのか  

それは、私たち山仲間にとって是非とも参拝しなくてはならない神社だったのです。                                                                                                                                                         天照大神の兄である大山積大神を祀る神社で、海上安全の守護神として、日本の国土全体を守護する神として、また、その昔は水軍の武将たちの信仰も集め、「海の神」・「山の神・「戦の神」として尊称されていました。                                                そんなことであり、皆さんで今後の安全登山を祈願して来たのです。

伊藤 博文は自らを伊予の河野氏、河野 通春の子孫であると称しており、松山を総理大臣として訪問した際に、自分の先祖の土地であると集まった聴衆に語り、その際に石柱にある神社名を揮毫したものだそうです。

境内の中央には、樹齢約2600年の御神木である大楠が鎮座しています。        息を止めて3周すると願い事が叶うという言い伝えがあるそうです。                       昭和26年に国の天然記念物に指定されています。

14時25分、参拝が終了し、しまなみ海道から山陽自動車道にて岡山駅に向かい16時45分に無事到着しました。お疲れ様でした。                                         ドライバーさん、3日間行動を共にし2日雨にたたられながらも細かい御配慮を頂きまして、誠にありがとうございました。

 

 

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