東海北陸自動車道の白鳥ICを7時56分に出て、国道158号線を福井県に向け左手に九頭竜湖を望みながら走った。 好天で風もなく湖面が鏡のように周りの山々を映し、新緑の素晴らしさを見ることができた。 白鳥ICから走ること約1時間。 勝原(かどはら)登山口に丁度9時に到着した。
直ぐに登山準備を開始し、準備運動を行い9時15分出発。
まずはかつてのゲレンデであった急斜面のコンクリート道に取り付く。
今日の山は大野盆地の南東に聳える荒島岳(1,523m)。
その山容から大野富士とも呼ばれ、福井県内で唯一、日本百名山に選ばれた名峰です。 コンクリ道を登り切ると広場があり、そこから右手へ足元に注意しながらガレ場状の広い道を登る。
登り始めの頃は大きな木もなく日差しが強い中、尾根伝いに進む。
以前は営業していた勝原スキー場のリフト終点地に10時05分到着。 足元にゴロゴロする白っぽい石が眩しく感じるほど日差しが強く、水分補給をこまめに取って頂くようお願いした。10時15分出発。
標高700mを超える辺りから続くブナの原生林も魅力のひとつです。 標高820m「トトロの木」という場所を10時42分通過。
標高935mの白山ベンチ着、11時。 名の通り白山を遠望できた。 小休止を取り11時05分出発。
春ならではの新緑が美しく、素晴らしい自然景観を見せてくれます。 「絆と友愛の森」と書かれた案内板の所に11時半着。10分間の休憩をとった。
蛇行しない厳しい登山道も あと少し、皆さん元気です。 登山道は地元の荒島愛山会の皆さんにより、良く整備されており、大変歩き易くはなっていますが、途中途中に蛇行した登山道を入れて頂けるともっと良いように感じました。
連続した木組みの階段を登り上部が明るく見え、やがて視界が開けシャクナゲ平に出た。到着12時丁度。
標高1204m。登山口から2時間45分かかった。でも暑さと厳しい登りに皆さん強い。 日影を探し昼食タイムをとり、12時35分出発。
ロングコースの登りは終了したが、この先にある「もちが壁」と呼ばれる滑り易い急な登りでは、クサリやハシゴが連続するので、声を掛け注意を喚起した。
この登りを越えるとダケカンバが見られるほか、斜面は緩やかになり、笹原に出ると見晴らしも良くなり、
やがて広い山頂に出た。 荒島岳山頂着、13時45分。
荒島岳は白山を開山した泰澄(たいちょう)大師によって開かれたともいわれ、古くから信仰の山として崇められてきました。 山頂には、今もなお荒島大権現 奥の院が祀られています。
一等三角点のある山頂からの眺めは見事の一言に尽きます。 周囲をさえぎるものはなく、独立峰ならではの360度の大パノラマが広がります。 山頂で見つけたギフチョウです。
広い山頂には、方位盤が設置されているので、眼前に広がる山々を確認することもできます。 まあ、何と言っても今日の天気が最高です。
厳しく辛い箇所もありましたが、全員が山頂を踏めたことが何よりも素晴らしいことです。 山頂からの景色を十分堪能し、14時10分下山開始。
皆さん益々元気、ルンルン気分でシャクナゲ平着、15時。5分の小休止。 この先は樹林帯の中を旧勝原スキー場のリフト終点地まで下り、長い下りでは膝が笑い出すことがあるので、慌てずに足元を良く見て慎重に一歩一歩踏み出すようお願いした。 リフト終点地通過、16時12分。 少し長い隊列になってしまったが、16時20分には駐車場が確認できるようになったので私が先に下り、コンクリート道の上部広場まで車を上げ、最後尾の方を待ち、初日の山行を無事終了しました。 越前大野市内の宿には、17時半に到着。 福井県唯一の日本百名山「荒島岳」踏破お疲れ様でした。