コロナで始まった2020年も終わりに近づいています。2020年と共にコロナも終わって欲しい。
この様な時期人混みに出るのははばかりますが、人の少ない所に出るのは運動不足解消に良いだろうと丹沢表尾根歩きに出かけてみた。 丹沢の表尾根歩きは本当に久し振りのことで、楽しみながら歩いて来た。
大倉を起点に三ノ塔(1205m)から塔ノ岳(1491m)大倉尾根経由、大倉に戻る、時計の逆回り周回コースを歩いた。
大倉の秦野戸川公園を8時40分出発。天気に恵まれ足取りは軽い。 風の吊り橋を渡り、山岳スポーツセンター(8時45分通過)を左折し林道を進む。
徐々に高度を上げ始めると、途中で登山道と林道の分岐があるが三ノ塔尾根の中腹にある牛首で合流するので、歩き易い林道を登った。
牛首 (9時40分通過)から完全な登山道に変わり、斜度もきつくなる。
久し振りの山行で、この三ノ塔尾根の登りは厳しかったが、極力足に負担を掛けぬよう慎重に高度を稼いだ。いつも通り、登りの休憩は極力控えた。 二ノ塔からの尾根道と合流。11時10分、通過。
そこから三ノ塔 (標高 1205m)の山頂は直ぐだった。到着、11時15分。5分休憩。
三ノ塔の山頂は南北に長く、中央に立派な三ノ塔休憩所がある。 平日で登山者は少ないだろうと思って居たが10名ほどの人が休憩されていた。 また、山頂北側では登山道整備の方々が作業をされており、お礼の声掛けをし通過させて頂いた。 下りだして間もなく、先生に引率された小学生が登って来た。上部で待機しながら挨拶を交わし、疲れを知らない子供達から元気を頂いた。
そこからはこれから向かう烏尾山(標高 1136m)と雄大な富士山が望めた。
また、これから向かう塔ノ岳への表尾根の各ピークが確認でき、最高の展望であった。 西に向かったガレ場の下りにはクサリが設置されたり、霜解けのグチャついた道ではスリップを注意しながら下る。 鞍部から登り返したピークが烏尾山で、整備された木道を登ると烏尾山荘独特の三角屋根が見えた。烏尾山到着、11時45分。5分休憩。
烏尾山の山頂は、外にトイレがあったり、360度の標示板やテーブルべンチあったり、広々と気持ちの良い山頂である。
烏尾山からは小さなアップダウンを繰り返しながら、気持ちの良い尾根道を進むと
行者ヶ岳(標高 1188m)である。 到着、12時15分。5分休憩。
行者ヶ岳はひょろ長い尾根上の山頂で狭く、すぐ横に登山の安全を祈願した「丹沢山尊佛別当東光院」という石碑が見られた。
行者から少し進むと、クサリが備えられた岩場が現れ慎重に下り、木製の橋を渡り次は両側に鉄パイプの設置されたヤセ尾根を行く。
表尾根の縦走路であり、登山道はとても良く整備されていた。 政次郎の頭通過、12時45分。
ヤセ尾根とガレ場を通過し、新大日(標高 1340m)を目指す。 新大日への登りは非常に厳しく、久し振りの山行のせいか両膝の上部がピクピクと痙攣し、様子を見ながらゆっくりと登った。新大日通過、 13時20分。
新大日からは緩いアップダウンが続く。
木ノ又小屋通過、13時40分。雲がわいて来た。
ブナ林の間を進み、今回の目指す最高峰「塔ノ岳」への最後の登りに取り付く。 ほぼ予定通りに塔ノ岳 (標高 1491m)山頂を踏む。 到着、14時10分。
木ノ又小屋通過時に 雲が発生し心配したが、登頂したら綺麗な青空が見え、富士も見えた。
山頂の日時計案内板と尊仏山荘。
尊佛如来石碑群とバックの左ピークは丹沢山塊 最高峰の蛭ヶ岳(標高 1673m)と、その右手のピークは丹沢山(標高 1567m)、今後この2峰にも足を延ばしたい。
雄大な景色を充分に楽しんだ後、南に向かう大倉尾根を下る。 塔ノ岳出発、14時30分。
金冷シ通過、14時45分。
ここは「鍋焼きうどん」で有名な鍋割山への分岐点で、大倉尾根は左へ下る。 ヤセ尾根を通り、階段状の登山道を下り、花立山荘の前から更に急な階段の下りが始まる。膝を痛めないよう慎重に歩を進めた。花立山荘通過、15時。
露岩帯を過ぎると戸沢への天神尾根分岐があり、南へ直進する。
堀山の家の前で二俣への分岐となるが、ここは左折して堀山の家の横を下って行く。 通過、15時40分。
ここまで下って来ると、石のゴロゴロした階段や土の平坦な道が交互に入り交じってくる。 出発から7時間、足の裏がジンジンする痛みが出てきたが耐えた。
疲れもあり、足首の捻挫や膝を痛めないよう神経を足元に集中した。 駒止茶屋通過、15時55分。
昔、歩いたことのある大倉尾根だが、その後植樹されたようで以前は土の滑り易い尾根と思っていたが、全く変わり階段の整備された登山道に驚いた。 また、階段も大変だったが、大倉尾根は短いと思っていたのに、あまりの長さにも驚いた。 足の痛みで、余計に感じた。
いくつかの小屋を通過し下って行くと平坦な雑事場ノ平に出た。 雑事場ノ平通過、16時30分。
ここでは道が分岐し直進すると大倉高原経由だが、日の入り時刻 (この時期は16時30分)を過ぎたので距離の短い左折の道を選択した。 大倉高原経由の道と合流する辺りでは、樹林帯の中の道で暗くなったがライトを出さなくても歩くことは出来た。出発点の大倉バス停着、17時丁度でした。