ロープウェイ利用で、穂高の主稜線へ
※ここの写真は1995年7月のネガフィルムをデジタル化したものです。
新穂高温泉バスターミナルから案内板に従って車道の奥に入り、新穂高ロープウェイ乗り場に向かう。 第一、第二ロープウェイを乗り継いで、標高 2156mの西穂高口へ。 西穂高口駅周辺は、千石園地と呼ばれ、観光客用の散策コースが造られている。
終点の西穂高口駅から西穂山荘までは標高にして200mほどの登りになる。
千石園地を通り抜け、樹林帯の中の千石尾根を進む。 千石尾根からは、コメツガやオオシラビソの針葉樹林越しに西穂高岳(標高 2908m)の稜線や南岳から槍ヶ岳(標高 3180m)までが遠望できる。
前方に目をやれば、木々の間から稜線に建つ西穂山荘が見え隠れしている。 1992年に原因不明の火災に遭い、この時は2階建てログハウス的な綺麗な山荘に変身していた。
左手から新穂高温泉、西穂平を経由してくる道と合流する。ロープウェイが出来てから、あまり利用されていない道のようです。
ここからはオオシラビソの茂る急傾斜をジグザグに登る。 石がゴツゴツした登山道を右手に回り込むように登り、斜度が段々緩くなり笹の斜面に出ると前方に西穂山荘が見えてくる。
振り返れば、笠ヶ岳(標高 2897m)の雄大な姿が望める木道を回り、山荘の正面に出る。
山荘前の広いテラスからは、上高地側の霞沢岳(標高 2646m)がゆったりした山容で横たわっているのが見える。
また山荘は丁度、森林限界に建っており、山荘前のテント場周辺では、沢山の高山植物が眺められる。
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