昔懐かしい『はなじょろ道西コース』に別れを告げ、シダンゴ分岐から高松山へ。
この辺りのハイキングコースは、昔から花女郎路といわれ山北、ビリ堂、高松山、ヒネゴの頭、遠近沢と割沢の尾根筋を通り八丁集落に通じる路となっていたようです。
シダンゴ分岐辺りで、ほぼ登り切った様で後は軽いアップダウンの道であった。
地図には見当たらなかったが、太尾山と標示された所を通過。
鹿よけ の柵に沿って下る。
下り切った所がビリ堂分岐、通過 11時 10分。 高松山から山北駅へは左へ下る。
ビリ堂分岐に高松山まで、あと5分と表示があり、山頂に向かう。
11時 15分、高松山(標高 801m)山頂に到着。
到着してからの富士は山頂が少し見えるだけで、その後見えなくなってしまった。
朝方とは違い、風も無くポカポカと暖かくノンビリ休憩できた。
春には、エイザンスミレ、ミツバ 夏は、テンナンショウ、オオバギボウシ 秋は、フシグロセンノウ、モミジガサ、ツリガネニンジン 冬は、カンアオイなどの野草が咲き乱れる花の山である。
沢山の花の見られる山であり、田中澄江著の「花の百名山」にも紹介されています。
相模湾が見える南側が開け、展望最高でしたが霞がかっていたのが残念だった。 足柄平野を流れる酒匂川。
左手が小田原市街 、右手に遠く真鶴半島と薄っすら大島や初島が見えた。
35分の休憩を済ませ、山北駅 に向い下山開始。11時 50分。 ビリ堂分岐から少し下った辺りの道は荒れて幾重にも分かれているが、そこを過ぎれば整備された歩き易い道である。
ビリ堂着、12時 15分。 ビリ堂とは、一番ビリ 最後にある観音堂のためビリ堂と呼ばれているとのことです。
『朝日はや ビリ堂山の 観世音 庭の千草も 花となるらん』
山伏修験者が、ここの風景を詠ったといわれています。
ビリ堂を過ぎてからは、道もなだらかな下りとなる。
369号鉄塔を 12時 35分に通過し、新東名の工事現場上部に 12時 50分に着いた。
4年も遅れて2027年の完成を目指して、急ピッチで新東名高速道路の工事が進められていた。 工事現場には登山者専用の通路としてアルミ階段が用意されアップダウンを繰り返し、南斜面のミカン畑へと抜ける。
ミカン畑の農道脇には白梅が花開き、香気が漂っていた。
車道の登山口に無事下山。13時 10分。
この辺りも高速道路の工事が完成すれば、大分景色が変わりそうである。
東名高速道路の高架橋下にある公衆トイレを通過、13時 20分。
この日の午後は春の様な陽気となり、歩いていると暑かった。 御殿場線の山北駅通過、13時 45分。
駅から観光客用駐車場は直ぐで、駐車場着 13時 50分。 周回コースを無事踏破しました。
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