
黒川山直下の分岐を 11時 25分に通過、黒川山を巻くように下り鞍部に出たら、落合へ通じる道が左側から合流する。
鶏冠山に登り出すと岩や木の根につかまって体を引き上げるが、そうしながらも周りの木立に中にシャクナゲ
が沢山あるのに気付いた。6~7月は花が綺麗だろうと思う。
ここから鶏冠山までは僅かの距離だが、俄然険しくなって木の根、岩場の急登となり、深山の霊気が伝わって来そうな感じであった。
踏み跡をたどって最初の岩峰は北側を巻き、次の岩峰は木と岩の間を縫うように登ると奥の岩峰、鶏冠山(標高 1716m)
に出る。登頂、11時 35分。
ここには一ノ瀬高橋にある鶏冠神社の奥宮が祀られており、安全登山を祈り手を合わせて来た。
奥宮の小さな社の南側は切り立った岩壁、その岩壁の上から見る富士と大菩薩嶺は、ますます立派に見える。
奥多摩や遠く丹沢の山々も見ることが出来た。
岩場の山頂は狭く足元が不安定であり、素早く参拝と写真撮影を済ませ 11時 40分下山開始。
鶏冠山の下りは木の根と岩の混じり合った狭い道で、つまずきやスリップの無いよう慎重に行動した。 この僅かな距離を無事通過すれば、後はハイキング気分になれる。
鶏冠山と黒川山の鞍部を通過、11時 55分。
今回の目的であった黒川山と鶏冠山の山頂を無事踏むことが出来たので良かった。
帰りは梅の木尾根まで戻り、そこから東京都の水源林である ❝ブナ林❞ の中を下ることにした。
黒川山直下の分岐を通過し、横手山峠を 12時 10分通過。 カサカサ
、カサカサ
と落ち葉を踏む音を聞きながら、アップダウンの少ない道で足取りは軽い。
三本木付近の林道横断、12時 25分。
六本木峠通過、12時 40分。 柳沢峠に向かう。
午後は曇り気味になって来たが、春先や夏と違い木々の葉が落葉しているので道は明るい。
綺麗な苔の多い道は大好きで、歩いていて気持ち良い。
梅の木尾根分岐通過、13時丁度。
ここからは往路と違う道(ブナ坂)を遠回りして、多摩川源流域を眺めながらブナ林の中を下った。
展望台から遠くに見える山並み は富士川流域、荒川流域、多摩川流域との分水嶺となっています。
そして目の前に広がる森林は多摩川の源流域に位置し、そのほとんどが東京都水道局が所有し管理する水道水源林だそうです。
この水道水源林と下流にある小河内貯水池(奥多摩湖)が一体となって水を守り、東京で暮らす人々に安全で
美味しい水
をお届けしているとのことです。
『ブナの道』
天然林の中を散策できるよう散策路は綺麗に整備され、森林の働きを知って頂くためのゾーンとなっているのだそうです。
《 ブナの木の働き 》
洪水を防ぐ緑のダム
土砂崩れを防ぐ緑の堤防
酸素を生産する天然の空気清浄機
野生動物の食料の確保 ⇒ 人と野生動物の棲み分け(共生)
イモノキ尾根通過、13時 15分。
ブナの道はブナをはじめ、ミズナラ、モミなどの木々が見られました。
柳沢峠の少し北側になる国道 411号線の「柳沢口」 に13時 25分無事下山。
13時半に柳沢峠市営駐車場に戻りました。
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