吉野
❝桜の国で春を迎える至福❞ 千三百年の昔、役行者が厳しい修行の末に感得した蔵王権現の姿を、山桜に刻み祀ったことから、ご神木としても大切にされてきました。 『一目千本』といわれる風景そのままに、山桜が見渡す限り広がり、下千本から中千本、上千本、奥千本へと咲き上がるさまは、まさに日本屈指の桜の名所と呼ぶにふさわしく、感動的です。
通常であれば、吉野山の花見は近鉄吉野駅付近の下千本から坂道を登りながら中千本、上千本そして中には西行庵のある奥千本まで登って折り返すといったコースを歩かれる方がほとんどであると思いますが、私達は花見客を兼ねたハイカーであり、吉野山の最高峰「青根ヶ峰」を奈良県東部の“あきつの小野スポーツ公園”から目指し、奥千本から下りながら吉野の桜を愛でるコース取りをしました。
西行庵を 12時 15分に出発し、杉林の薄暗い道を下り金峯神社に12時半に到着。 ここからは観光地らしい雰囲気が出てきた。
金峯神社の鳥居を抜けると奥千本のバス停があり、益々人が増え休むたびに人員点呼をした。
上千本の上部にある吉野水分(みくまり)神社に到着、13時。
境内は参拝者でごった返しており建物鑑賞や参拝を素早く済ませ、全員まとまって移動した。
上千本でもビックリするような満開の桜は見られず、水分神社のすぐ下にある花矢倉展望台から蔵王堂の方を俯瞰する景色には「オッ~」と声は出るが、
内心、今一であった。13時 10分。
やはり見頃は中千本から下のようである。
例年の開花時期予想で行けば、もう桜は終わりの時期であり交通規制も解かれ、4m有るか無いかの道に車が 走ってくるので、人と車の大渋滞でした。
道の両脇はお土産店が並び人があふれていた。 その中で観光ポスターや吉野の写真を飾っている建物に気づき立ち寄ったら、地元のおばちゃんが声を掛けて下さり「裏に行ってみなさい。」と言われ、皆で入らせて頂いたら、向いの船岡山斜面の桜が素晴らしかった。13時40分。
おばちゃんは「今年は例年より10日くらい遅いね。」と話して下さった。ありがとうございました。
吉野に来たら、ここを参拝しなくてはと金峯山寺 蔵王堂に向かい全員で参拝した。
スケールの大きさにビックリである。14時20分。
吉野山の尾根にひときわ高くそびえる金峯禅寺 蔵王堂。
修験道の開祖『役行者(えんのぎょうじゃ)』によって奈良時代に開かれた金峯禅寺の本堂(国宝)で、高さ約 34m。木造古建築では東大寺大仏殿に次ぐ大きさだそうです。
山岳宗教の荒々しい雰囲気を漂わせている御本尊の「蔵王権現」は高さ 7mの巨像であります。
中千本から下千本へと下ってくると狭い参道に参拝者があふれ、皆さんと逸れないように近鉄吉野駅に向かった。 皆さん山歩きよりも疲れたようでした。 本当にお疲れ様でした。
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