火の用心 ❣ 火の用心❣
消防団が 新年の最初に行う演習の儀式『出初式』を見てきました。
近代的な消防演習のほかに、町火消時代の伝統を継ぐ梯子(はしご)乗りは有りませんでした。
日本の消防組織は、江戸幕府が大名火消、旗本火消〈定火消(じょうびけし)〉を設置したのが始まりだとされており、その組織が整ったのは 1658年(万治1年)だそうです。
1718年(享保3年)町奉行令によって町火消を設けたが成果が上がらず、1720年改組し、「いろは四十七組」(のちの四十八組)が発足した。
出初式は町火消の初出行事で「いろは四十八組」の江戸町火消は、それぞれの纏(まとい)を奉持して町を練り歩き、梯子乗りの妙技を披露した。
1948年(昭和 23年)の『消防法』によって自治体消防が発足してからは、消防団のパレードや一斉放水などの行事が多くなったようです。
消防団員の士気高揚と防火意識の普及などを目的として「南足柄市消防出初式」が1月9日(日)に開催されました。
毎年実施されている行事ですが、今回初めて見学させて頂きました。
学生生活を卒業し社会人になってからは、広い校庭のような所で整列することもなくなり、消防団員186名さんのキビキビした切れのある動きには、流石頼れる方々だと感じました。
それに消防団の県大会に出場された選抜メンバーによる見事な消火演技を披露して下さいました。
会場での演技終了後、大雄橋上流狩川水辺プラザでの一斉放水会場まで、消防車両 28台の連なるパレード走行が実施され、多くの市民が出迎えました。
大雄橋上流の狩川水辺プラザ左岸から消防団が 24本のホースから一斉放水。
右岸からは足柄消防署のはしご車がはしごを伸ばし、高所消火対応の放水作業を見せてくれた。
私たち市民は、この様な消防団員の皆さんにより守られていることに感謝いたします。 この出初式会場の受付では、消防団員の募集も行っております。