室蘭に行ったことで、北海道のJR線を走破したことになる。何かない限り、なかなか行くところではないからねー。
最初で最後になろう、この地へ踏み込むもう一つのの目的は駅弁。室蘭の一つ手前の「母恋」という駅に、駅舎を利用して主婦が手作り弁当を販売し話題を呼んでいる。その名も「母恋めし」だ。(写真上:母恋めし、母恋=ほっき貝の取れる所(アイヌ語)という意味。ほっき貝の炊き込みご飯)
走破するため一旦終点室蘭まで行き、歩いてひと駅戻る。1キロちょっとだから。
駅舎に入り、売店に駆け寄ると、「予約品なんですー。ごめんなさい」と言われる。さも予約しないで買い求めることが無理なように言うが、新潟からきたことを告げると、ちょうど奥さん(店主兼調理担当)が現われ予約した人が地元の知り合いとのことから、1個回してくれることになる。ありがたい。(写真下:右が奥さんの関根さん)
「退職したら、地元の駅で、地元の食材で弁当を売ることが夢。奥さんの試みは励みになるし、目標です」と言った私の言葉は、偽りのないものだ。