北陸新幹線の建設費地元負担の問題で、某県知事がやり玉に挙がっている。まあ、某県といっても新潟県のことだが…。負担は確かに地方財政には厳しいものがあるだろうが、これまで建設が進み、今になって「過去の行政と議会の責任」だとか言ったのでは、果たして沿線地域ならずとも首を傾げてしまうに違いない。
早期開通を願う隣県の人々も多い。また、少なくとも上越地方や糸魚川地域の沿線の新潟県民とて同じ気持ちに違いない。
「メリットがない」…果たしてどうだろうか?確かに新潟から北陸方面へ行くには不便が予想される。新潟は、農政や建設などの国の出先機関の関係上、北陸にくくられることも多い。しかし、道州制を議論する際は、関東や東北とのつながり、つまり逆の発想が取りざたされていたはず…。
♪線路は続くよー、どこまでもー。楽しい旅の夢、つないでるー♪
高崎周りでも、十分交流できるように、JR同士の協議や「得々きっぷ」の設定などに力を注ぐべきだ!もっと重要なのは、並行在来線問題。通学生や年寄りの足の確保は、「2014年問題」などと悠長なことは言ってられない。
みんな線路のようにつながっている。つながることこそ線路、列車、生活の足を確保することになるんだ。早くつなげて、並行在来線をもつなぐ工面をしないと…くだらない責任のなすり合いや責任逃れを言っている場合ではない。