春のお彼岸。夜遅くなって、我が家に本家(私といとこ)が水揚げに来た。彼岸やお盆といってもめったに顔を出さないし、兄弟みたいに育ったので何だかかしこまっていて変な感じがする。
我が家の仏壇にお供えの品と帽子?あら、国鉄マンで、昨年亡くなった伯父が使っていた駅長さん仕様の帽子だ。金帯が、少しくすんでいるけど、これまた味がある。
伯母が、「持っていけというもんで」とのこと。鉄ちゃんということを知っていての形見分けだそうだ。これはレアな品、しかも本物!大事にします。
駅業務に携わった伯父は、とても厳格な人。駅に遊びに行っても、常に怒り顔で、時計を見ている姿が印象的っだ。本家で育った私にとっては、怖い存在でもあった。
実家が踏切前で汽車を見ながら育ったこと、小さい頃は目の前の踏切番のおじさんが最も身近な大人だったこと、そして伯父が国鉄マンであったことなどからして、鉄分は入るのは当然なのかもねー。