今年も開催されました。一躍郷土の宝となった「城の山古墳」の3回目のシンポジウムが、大雪になったこの週末開催され参加してきた。
今回は、出土品の中でも最大の注目が集まる「靫(ゆき・ゆぎ)」という矢を入れる武具(装飾品)が保存処理を終了し、一般に公開された。
城の山古墳からは、この「靫」が3つ重なって出土しており、これは国内初ということ。1700年の時間を超えてきた美しい紋様が考古学ファンの注目を集めています。
もう一つの注目は「前方後円墳」。発掘指導委員会の先生方は、この点を注目しており、今後も引き続き調査を行うことにしているという。大和政権との強い影響とつながりをより確実なものになった。
シンポジウムは、全国各地からこの調査にかかわった先生方が集まり、それぞれの専門分野から古墳の魅力を語ってくれたのですが、あいにくの大雪で足を運べなかった人も多かった様子。交通機関の乱れで、前日開催された指導委員会も先生方は大変な思いで来ていただきました。
多くの方々に支えられて、応援していただいていることからも、今後の調査結果とあわせて素晴らしい郷土の魅力を全国に発信していかないとね。
(写真下:前日開催された発掘指導委員会で、一般公開される「靫」を確認する先生方)