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地元、JR中条駅の橋上化工事がいよいよ本格化。旧駅舎を解体、新駅舎の建設を控えて、仮駅舎での営業がこの12月から始まった。平成30年度中の営業開始を目指す。(写真上:新駅舎の完成予想図、胎内市の広報資料から)
地元の自治体が合併特例債を使って実施する最後事業で、近年の公共事業の中では周辺整備を含むと最大級の事業費24億円。
そもそもは、駅近くの踏切での混雑を解消し、駅西側方面からのアクセスを改善しようと構想が練られたもので、当初は自由通路で駅舎のある東側と結ぶというものだったが、構想が膨らみ駅の橋上化まで発展したもの。
インフラの整備に公的予算を投入することは、今の仕事柄からして喜ぶべきことだし、鉄ちゃんとしても駅利便性が向上することは歓迎するものだ。事業費と比してどうか?との議論はあることは、また然るべきなんですけどね。
金のこと言わないのならエスカレーターは必要だと思うんですよね。上りだけでもいいので。バリアフリーの観点からエレベーターは重要だけど、利便性がからすると駅を使ってない人の考え方?まあ、議論されての結果でしょうから。
ただ私が言いたいのは、地方自治体が莫大な費用をかけて駅改築に取り組むのに、JRが負担する経費は僅かばかりということ。乗降客が少なく、営業的に魅力がないところには本当に厳しい。赤字路線も切り捨てられていることなども合わせ、民営化からは仕方ないとはいえ、「地方切り捨て、利益優先」が見え隠れして冷たささえ感じる。
そんな複雑な気持ちもあって、旧駅舎を見ると、まだ使えそうな中にも何だか駅舎にノスタルジックな思いに駆られるし、反面、プレハブの中途半端な仮駅舎には時代の変わり目、到来を感じワクワクもする。
まあ、新しい駅を盛り上げ、鉄道を使う人、訪れる人に喜んでもらえるようにしていかないとね。
(写真下:改築工事のため今月初旬から閉鎖された旧駅舎と、プレハブ仕立ての仮駅舎)
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