行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

国内最高の特急列車、近鉄「しまかぜ」に乗って

2018年11月07日 | 鉄道
さてさて、夏にブログ更新をサボっていた分、時間を追いかけないと。まだ9月ごろを走っている。全くもって「行き先不明の時刻表」。

といって、出張先でも時刻表とにらめっこ。京都から奈良への移動を調べていたところ、時間的にぴったんこの特急列車があるではないか!それも、一度乗ってみたかった列車。
近鉄50000系、看板デラックス特急電車「しまかぜ」がそれだ!大阪難波、京都、名古屋から伊勢志摩の賢島まで日に一往復、3編成が投入されている。(写真:「しまかぜ」の外観、ロゴ。近鉄京都駅で)



伊勢志摩の島波をわたる風をイメージした爽やかな車体カラー。近鉄が力入れて開発した観光エリアと都市間を結ぶリゾート特急である。
近鉄は、ビスタカーをはじめとして、以前から観光用の列車とその内装やサービスに力を入れてきたが、「しまかぜ」はその究極スタイルと言っていいのではないだろうか?

特に、座席は本革。ゆったりしたシートピッチ、背もたれにエアクッション、電動リクライニング&フットレスト付き。なんとバイブレーションでマッサージ機能までついている「プレミアムシート」と呼ばれる座席が標準。
床にカーペット、自動調光の車内照明、電動ロールカーテン、各車両に大型モニターを備える車内は、グリーン車以上で、JR東日本の新幹線「グランクラス」に匹敵するもの。いや、それを上回っていますな!(写真:ハイデッカーの先頭部と、標準のプレミアムシート。)



豪華なのは客席だけではない。和洋個室やコンパートメント席、サロンスペース、喫煙室など。至れり尽くせり。乗客のニーズに応じて、多彩なシートチョイスを可能にしている。従来の特急列車に比して、約半分の定員で、シートだけでなく全てがゆったり。これは旅が楽しくなりますよ。
注目したいのは6両編成の中に一両あるダブルデッカー式「カフェ車両」。窓に向いたカウンター席もいいのだが、提供されるメニューですよね。「海の幸ピラフ」、「松坂牛カレー・松坂牛重」、「あおさとカキのにゅう麺」など。近鉄自身のスナックカーというのは知られているが、「しまかぜ」の場合は素敵な飲食スペースとメニューを備えていることから、定期運行列車の中では唯一の「食堂車(懐かしい言い方ですが・・・)」と言えるのでは?

この豪華列車に揺られて、京都から途中の大和西大寺まで約30分。ビジネスで乗るんじゃなかった!(写真:バラエティーに富んだ個室のひとつと、カフェ車両のレストスペース)



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