行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

出雲・石見の旅2・立派な「旧大社駅」を訪ねて

2019年03月06日 | 旅行記・まち歩き
決して廃線マニアはではないのだが一応鉄ちゃんだから、出雲・石見の旅の途中、看板に「旧大社駅」の文字を見つけたら目が行く。立派な駅舎に、いったんクルマで通り過ぎたのに、わざわざUターンして見てきました。



旧大社線「大社駅」。出雲大社にも見えるくらいの和風の「建築物」は、大正時代に建てられたそうだ。確かに大正ロマンも、どこかに感じる。
国の重要文化財でもあり、いまも営業を続ける一畑電鉄の「出雲大社前駅」の洋風モダンなものと対照的な存在。

やはり、出雲大社への参詣者の乗降駅としての位置づけだったようで、広い待合室や長いホーム、いくつも並ぶ改札口(出口)は、多くのお客様を迎えていたことを感じさせる。
団体列車の発着や、古くは大阪・京都などから夜行急行なども運行、発着していたらしい。



1990年(平成2年)に廃止。観光・参詣客も、この頃には完全にクルマ利用だろうし、地域輸送の代替として一畑電鉄もありましたからね。
廃線は一部サイクリングロードなどに活用されているが、現在この旧駅舎も含めてあまり注目はされていないようで、ホーム隅にひっそりと保存されているD51を見ても、やっぱり寂しい気持ちになりますよねー。
コメント
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