行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

出雲・石見の旅4・山陰線に思いを寄せて

2019年03月11日 | 鉄道
出雲・石見の旅の最後は、やはり山陰線について触れておきたい。(この投稿だけカテゴリーを「鉄道」にさせてもらった。)

すでに全線走破している路線。京都から下関(正確には幡生)670キロに及ぶ路線は、現在JRでは最長路線。その大半を日本海に沿って走る風光明媚な路線である。
ただ、これを一気に走破することはなかなか難しい。全線を駆け抜ける優等列車がないこと。地方と仕事を結ぶ区間列車が多いことなど。
そうそう行ける場所ではないことから、私の場合も走破するのには何年がかりでした。(写真下:敬川駅付近の126系石見神楽ラッピング車両)



山陰地方の都市は、山陽本線や山陽道などを背骨として、中国山地を横断する線で結ばれている。JR線で言えば、福知山線や播但線、伯備線、山口線、美祢線などがそうなる。
特急も、はまかぜ(大阪~播但線~城崎温泉)、スーパーはくと(京都~智頭急行線~鳥取・倉吉)、やくも(岡山~伯備線~出雲市)、スーパーおき(新山口~山口線~鳥取・米子)など、山陽線や山陽新幹線のターミナル駅を結ぶためのものである。(写真下:夕陽を受けて出雲市駅出発を待つ381系「やくも」)



「スーパーまつかぜ」は、本州では唯一新幹線ターミナルでない駅を始発・終点にしている。(益田・米子~鳥取)これが唯一の山陰地方の串刺し特急となるのかー。「ガラケー」ならぬ「ガラ線特急」は、貴重な存在といえる。

裏日本の日本海沿線、新潟・秋田と一応は新幹線接続駅を持つ地元の羽越線だが、何だか似た匂いのする路線が山陰線だ。
非電化・単線の出雲市以西は列車数も少ないものの、キハ187系のスーパーおき、スーパーまつかぜは振り子気動車で、軽快に駆け抜ける姿はカッコいいですよ。
しかも187系0番台は、新潟生まれ。新潟鐵工所のブランドでは最後の気動車なんですよ。(写真下:軽快に温泉津駅付近を走り抜けるをキハ187系スーパーおき)


コメント
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