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何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

出雲・石見の旅3・世界遺産の石見銀山で

2019年03月08日 | 旅行記・まち歩き
前年ながら訪問した時間が遅い時間。冬時間の設定で、すでに保存区域に入る手立てがなかったので、世界遺産センターでの見学になったのが、2007年に世界遺産登録となった石見銀山。



豊かな自然の中にある石見銀山。国道9号線から15分ほど山間に入ったとおろに「石見銀山世界遺産センター」はある。
谷間にある保存地域にはクルマの進入禁止だが、センターまでの道は整備されている。世界遺産登録の賜物か?センターも立派なものである。(写真上:外観、写真下:展示室内部)

センター内では、銀山散策のためのガイダンス施設。ジオラマや映像、貴重な文献などが展示され、事前に勉強するのにはもってこい。
特に目を引いたのは、銀の洗練方法だが、なかなか理解するには難しい。

また、室町時代から採掘されていたというこの銀山では、広範囲に点在する坑道のほかにも、歴史的な街並みが往時の鉱山の発展と世界から評価を集める理由が理解できる。



保存地区の大森地区では、資料館や遺跡、歴史的建造物が各所で見られるとともに、その景観や趣を活かしながらショップやカフェ、土産物屋も並ぶ。広範囲の遺跡を回るため、レンタサイクルショップもありました。
私の訪れた時間は閑散としていたが、平日でも観光客があふれているそうで、「世界遺産」というネームバリューの凄さを感じる。(写真下)

間歩(まぶ)といわれる坑道までは見ることができなかったが、かなり当時(江戸時代)の手彫りの跡が見れるとか。公開されていない行動もあって、ミステリアスな感じも残る保存地域である。



さて、同じく世界遺産と登録を目指す地元佐渡の金銀山遺構。違いは何か?
遺跡群やその役割、歴史的意義、そして保存状態などはそう変わらないように思える。石見銀山の場合、広範囲とはいえ一定地域にその全てが集中し、魅力を伝えることに成功していることは確かだ。

コメント
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