富山から新潟に戻るついでと言っては何だが、どうせなら上中越・頸城地方の県土木部が管理するダムを潰しておこうと思い立ち、糸魚川で一泊。朝早くから4つのダムを目指して行動開始!
糸魚川から上越へ。途中、上越・柿崎に立ち寄るが、また浦川原まで戻り、国道253号で十日町方面に向かうというコース。国道253号は、以前にも湯沢から妙高へ行くときに利用したが、過疎地を走る路線としては交通量も多く、その分整備も行き届き快適なドライブコースだ。
今回訪ねたダムは、それほど大規模なものはないのだが(柿崎川ダムに失礼か?)、県営多目的ダムとして主に洪水調整、利水調整を目的に、各地域の人々が安全に生活できるように設置されたもの。一気に紹介する。
「正善寺ダム(写真上)」は、関川の支流・正善寺川設置されたダム。昭和59年(1984年)完成。高さ47メートルの重力式コンクリ―ダムで、堤体の勾配が普通のものより緩くできている。基礎地盤の関係らしいが、どっしりとして見える。
湖畔の後援も整備されていて、特に下流の集落からダムまで続く道路には5,000本ものアジサイが植栽されているそうで、アジサイロードとも呼ばれ市民の人気も高い。市街地からも比較的に近いことから、ジョギングやロードバイクのコースにもなっている。
上越地方・関川水系では、大きなダムというとこの正善寺ダムと妙高市の「笹ヶ峰ダム(かんがい用水・発電用水、事業主体・農林水産省、管理・関川地区土地改良区)」くらい?現在、県土木部で「儀明川ダム」が建設中だが、これは後々紹介することになると思う。
上越市の柿崎区を流れる柿崎川には立派なロックフィル式の「柿崎川ダム(写真上)」がある。今回紹介する中では最大規模で、堤高54メートル、堤頂長424メートルだから、このダムだけは小規模とは言えまい。立派な洪水吐も正面からまじかに見れる。平成15年(2003年)竣工。
建設時には、泥岩の基礎地盤にスレーキング(風化現象)が確認され、3年間という長い現場実証試験で効果を検証した(資料:上越地域振興局)。その結果、竣工年度には「全建賞(建設技術の発展に寄与した事業に与えられる賞、全日本建設技術協会)」を受賞した。
水道水としては、柿崎川浄水場まで導水管が引かれ、さらに上越市街地や妙高市まで上水道を供給している。なにせ上越地域は豪雪のために、消雪目的の地下水利用が多く地下水不足のため、表流水をいかに有効に利用するかが課題にもなっているのだ。
「城川ダム(写真上)」は十日町市の旧松之山地区にある。城川は渋海川の支流なので、今回紹介する中では唯一信濃川に流れ込む川。ただ、ダムは写真で見ると立派に見えるが、堤高は21メートルとミニサイズ。平成8年(1996年)完成。
県内信濃川水系では五十嵐川より流域面積が広い渋海川だが、ダムは少ない。もしかすると、この城川ダムだけ?ダム自体の流域面積も4平方キロメートル。それほど急峻な山間の川ではないからかもしれないが、建設時にはこちらもスレーキングにより慎重な工事が行われたそうだ。
十日町市域にあるため十日町地域振興局の管理になっているが、現地に管理事務所を設けていないため、ダムカードは十日町市松代支所の農林建設課でも配布している。自治体同士が連携するというのもダム管理では重要なポイントだ。
最後に紹介するのは「鯖石川ダム(写真上)」。柏崎市の高柳地区にあるが、城川ダムから松代支所へ、そして県道12号で分水嶺を超えると、鯖石川ダムのダム湖のお尻の方からアクセスするのが近道になる。松代からクルマで10分ほどの移動距離だ。
昭和48年(1973年)完成、翌年から運用開始というから、今回紹介する中でも最も古いダム。堤高37メートル、堤頂長170メートル。重力式コンクリート式ダムは、早くから高柳・柏崎地域を守り続けてきた。赤いクレストゲートが勲章のように思える。
出水期に備え?ダム湖の水は少ないが、実は柏崎地域にとっては水道水の確保と洪水調整が難しい地域で、以前紹介した川内(こうち)ダムをはじめ上水道やかんがい用の立派なダムがいくつかある。洪水調整等の役目としては、柏崎市街地を守るために、こちらも以前紹介した「鵜川ダム」を建設中。こちらとタッグを組んで柏崎を守れ!
糸魚川から上越へ。途中、上越・柿崎に立ち寄るが、また浦川原まで戻り、国道253号で十日町方面に向かうというコース。国道253号は、以前にも湯沢から妙高へ行くときに利用したが、過疎地を走る路線としては交通量も多く、その分整備も行き届き快適なドライブコースだ。
今回訪ねたダムは、それほど大規模なものはないのだが(柿崎川ダムに失礼か?)、県営多目的ダムとして主に洪水調整、利水調整を目的に、各地域の人々が安全に生活できるように設置されたもの。一気に紹介する。
「正善寺ダム(写真上)」は、関川の支流・正善寺川設置されたダム。昭和59年(1984年)完成。高さ47メートルの重力式コンクリ―ダムで、堤体の勾配が普通のものより緩くできている。基礎地盤の関係らしいが、どっしりとして見える。
湖畔の後援も整備されていて、特に下流の集落からダムまで続く道路には5,000本ものアジサイが植栽されているそうで、アジサイロードとも呼ばれ市民の人気も高い。市街地からも比較的に近いことから、ジョギングやロードバイクのコースにもなっている。
上越地方・関川水系では、大きなダムというとこの正善寺ダムと妙高市の「笹ヶ峰ダム(かんがい用水・発電用水、事業主体・農林水産省、管理・関川地区土地改良区)」くらい?現在、県土木部で「儀明川ダム」が建設中だが、これは後々紹介することになると思う。
上越市の柿崎区を流れる柿崎川には立派なロックフィル式の「柿崎川ダム(写真上)」がある。今回紹介する中では最大規模で、堤高54メートル、堤頂長424メートルだから、このダムだけは小規模とは言えまい。立派な洪水吐も正面からまじかに見れる。平成15年(2003年)竣工。
建設時には、泥岩の基礎地盤にスレーキング(風化現象)が確認され、3年間という長い現場実証試験で効果を検証した(資料:上越地域振興局)。その結果、竣工年度には「全建賞(建設技術の発展に寄与した事業に与えられる賞、全日本建設技術協会)」を受賞した。
水道水としては、柿崎川浄水場まで導水管が引かれ、さらに上越市街地や妙高市まで上水道を供給している。なにせ上越地域は豪雪のために、消雪目的の地下水利用が多く地下水不足のため、表流水をいかに有効に利用するかが課題にもなっているのだ。
「城川ダム(写真上)」は十日町市の旧松之山地区にある。城川は渋海川の支流なので、今回紹介する中では唯一信濃川に流れ込む川。ただ、ダムは写真で見ると立派に見えるが、堤高は21メートルとミニサイズ。平成8年(1996年)完成。
県内信濃川水系では五十嵐川より流域面積が広い渋海川だが、ダムは少ない。もしかすると、この城川ダムだけ?ダム自体の流域面積も4平方キロメートル。それほど急峻な山間の川ではないからかもしれないが、建設時にはこちらもスレーキングにより慎重な工事が行われたそうだ。
十日町市域にあるため十日町地域振興局の管理になっているが、現地に管理事務所を設けていないため、ダムカードは十日町市松代支所の農林建設課でも配布している。自治体同士が連携するというのもダム管理では重要なポイントだ。
最後に紹介するのは「鯖石川ダム(写真上)」。柏崎市の高柳地区にあるが、城川ダムから松代支所へ、そして県道12号で分水嶺を超えると、鯖石川ダムのダム湖のお尻の方からアクセスするのが近道になる。松代からクルマで10分ほどの移動距離だ。
昭和48年(1973年)完成、翌年から運用開始というから、今回紹介する中でも最も古いダム。堤高37メートル、堤頂長170メートル。重力式コンクリート式ダムは、早くから高柳・柏崎地域を守り続けてきた。赤いクレストゲートが勲章のように思える。
出水期に備え?ダム湖の水は少ないが、実は柏崎地域にとっては水道水の確保と洪水調整が難しい地域で、以前紹介した川内(こうち)ダムをはじめ上水道やかんがい用の立派なダムがいくつかある。洪水調整等の役目としては、柏崎市街地を守るために、こちらも以前紹介した「鵜川ダム」を建設中。こちらとタッグを組んで柏崎を守れ!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます