新しい年もすでに二週間が経過。豪雪に見舞われた年末とは打って変わって、穏やかな日が続いている新潟地方。そんな新しい年に新しい仕事が動き出しそうだ。
第二の職場でもあるイチゴ工場。室内で一年中栽培・収穫が可能である自慢のシステムを確立した工場だが、新しい年、新しいプロジェクトとして、イチゴの加工品を製造・販売することに挑戦する年になりそうだ。
このプロジェクトは昨年から計画されてきて、現在慌ただしく準備が進められている。店舗の建設、商品開発、人員配置や備品・什器、PR関連の段取りなど、連日喧々諤々親会社の企画担当を交えて議論されている。
このイチゴ工場は、先にも紹介したとおり、LEDライトを光源として完全に室内で栽培されている。工場はR&Dセンターとして、様々なイチゴの栽培に成功してきた。
新潟は、ご承知のように冬は日照時間が極端に少なく、寒冷で雪深い地でもあることからイチゴの栽培には、あまり向かない土地とされてきた。他の産地では、この1月頃からイチゴ生産は最盛期を迎える。
県でも品種改良などを重ねて「越後姫」という品種を開発。ハウス栽培などでブランド化に成功しただけでなく、甘くて香り高いイチゴは県内だけではなく、全国にファンを拡大しているという。
ただ、越後姫は果肉が柔らかいこともあって長距離の輸送に向かない。特に室内栽培の当工場産は甘やかされて育っているせいか特に柔らかく、LEDを使ったシステムを消費地近くの現地で設置することなどが想定されていた。
輸送難を克服するため、もう一つの考え方として浮上していたのが今回着手することになった加工品での販売や遠地での消費拡大である。店舗を構えてまでやることかどうかは別として、工場設立10年目、新しい可能性に向けた第一歩を踏み出す。
もう少し具体的になったらまた書き込むこともあると思うが、今はここまで。自分は店には立たない予定だが、裏方に回って新しいプロジェクトを見守っていきたいと思っている。
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