ここでも何回かご紹介してきた、地元・羽越線を走る「きらきらうえつ」が今月をもって引退ということで、急遽、別れを惜しみ乗車してきました。
乗車数日前、気が付いた時には残りの空席が1席のみ。なんと以後の列車には1枚も席がなく、ラストランの9月末まで上下の列車とも満席。プラチナチケットともいえる切符を手にした気分で、本当にラッキーでした。
今回は、村上から・鶴岡の間の乗車。始発(新潟)から終着(酒田)まで乗車したいところだったが、まあ時間の都合の関係で、無理のない範囲でプチ一人旅とした。
カラフルな車体で鉄道ファンならずも多くの沿線住民も度肝を抜いた。暗い日本海のイメージを払しょくするかのような大胆な発想でしたね。
車内も明るく、日本海や沿線の風景を楽しめるように窓を大きく取り、いろいろな工夫もされていた。沿線自治体を巻き込んで、様々な車内イベントや駅でのお出迎えイベントもありました。
新潟から庄内へ、海や山、里の風景が、季節ごとに変化するのも魅力でしたよね。まあ、これは「きらきらうえつ」に限らず、この土地の魅力として変わらないものと思いますが。
10月からの当路線で実施されるデスティネーションキャンペーンもそうであるが、この土地の食文化やお酒にもスポットを当てていた「きらきらうえつ」。
自慢のラウンジカーの「茶屋(売店)」では、新潟や山形のお酒やおつまみが販売されていて、「きらきらうえつ弁当」は地元の食材にこだわった味が楽しめる。運行が終わったら、この弁当はどうなるんですかねー?
とにかく、魅力いっぱいの列車魅力の多い路線を運行してきた。「お疲れ様!あと一息、頑張って」と見送りたい。
「きらきらうえつ」はきらきら輝いていて、まだまだ走れそうですよねー?確かに乗車しても古びたところはあまり感じられないのですが、車体そのものは485系の改造で、かなり古いもの。国鉄時代から、交直両用の車両として重宝され、全国各地で特急型電車として活躍。きらきら羽越同様、ジョイフルトレインへの改造も多く行われた。(写真下の二枚:同じ485系を使用していた「いなほ」と「きらきらうえつ」。同じ系統とは思われない改造ぶりです。)
まあ、ちょっとお洒落なおじいちゃん車両ってところですかね?臨時列車扱いとはいえ、多分、時刻表に乗っている485系の運用は、これが最後じゃないのかなー?(ちょっと、調べてみないとわからないのですがー。間違っていたらどなたか情報ください。)
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