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何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

薩摩人の心意気と誇り「薩摩スチューデント」

2016年05月04日 | 旅行記・まち歩き
「薩摩スチューデント」、ご存知でしたでしょうか?


先発隊は長期間の滞在だった今回の鹿児島派遣。我々は二泊三日の中で、最終日に串木野を観光する時間を得た。勉強家の社長の勧めで「薩摩藩英国留学学生記念館」に足を運ぶ。
幕末の時代に多くの志士を輩出し、新しい日本の仕組みを作るために大きな流れを作った薩摩藩。攘夷派が薩英戦争で大きな痛手を負い、そして「宇宙周遊」を志して若き藩士が西洋に旅立った。この視察団が「薩摩スチューデント」と呼ばれる。
最年少は13歳の長沢鼎、年長者でも32歳という19名の若者が、国禁を犯してイギリスへ旅立った。命がけで密航を決行して、西洋人や西洋文化を学んで近代日本を切り開くため奔走する。
時代の中にあり、時代を動かしてきた薩摩藩だからこそできたこと。薩摩人の熱い心が伝わってくるこのミュージアムは、こじんまりとした作りの中、高き志しを感じることができるお薦めスポットです。(写真下:ミュージアムのエントランス部分と、裏のテラスから志士が旅立った海の風景。)


ここで来館者に対して説明をしてくれるのが小学生のボランティア。こちらは地元羽島小学校の「羽島スチューデント」。
素晴らしい歴史を持つ地域で、素晴らしい体験学習をしている。訪れた人たちとの交流もいい経験になると思うよ。
(写真下:ミュージアムの中では、各コーナーごとにボランティアの子どもたちが解説をしてくれる。)
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