行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

豊後大分で見つけた「暁嵐公園」の魅力(その1)

2020年08月12日 | 旅行記・まち歩き


コロナ感染拡大の時期に、九州出張。今回もいい出会いをいただいたが、いい場所も見学できた。
「暁嵐(ぎょうらん)公園」は、佐伯市の上浦地区にあるこじんまりとしているが整備された公園。「暁嵐の滝」を中心として、河童伝説などもあり、以前から地元の憩いの場所となっていたが、例の「ふるさと創生」資金を利用して本格整備が図られた。

上の写真にもある鎌倉時代に建立されたという瀧三柱神社と高さ15メートルの暁嵐の滝を中心に、遊歩道が整備されている。暁嵐の滝の上部には展望台などもあって、日豊海岸海岸を一望でき、景勝地である豊後二見が浦を望める。
特に、暁嵐の滝は海岸から僅か500mのところにある滝で、滝つぼやその下の河原は、家族で水遊びが楽しめる場所になっている。(ただ行くまでの道がめちゃくちゃ狭い。)



実はこの地域は、「豊後土工(ぶんごとっこ)」という、土木業の中でもトンネル堀の職人を多く輩出した土地で、公園内にもこれらの人たちの構成気をたたえる顕彰碑などもある。
神社の補修や公園整備になどにも、この豊後土工が各地で稼いだ資金が投入されている。地元民にとっては、豊後土工は誇りでもあるのだ。

一族でトンネル堀の仕事に携わり、その技術は専門業種として今でも継承されている。トンネル専門業者や技術者は、大分(豊後)など九州出身の方が多いんですよ。
一応建設会社に籍を置くということもあって、豊後土工に敬意を表しての今回の訪問となった。

さらにここで、興味深いものを見つけることになる。(次回に続く)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする