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「ナイブズ・アウト 名探偵と刀の館の秘密」
ライアン ジョンソン監督 米 ☓☓☓
監督自身のオリジナル脚本による密室殺人ミステリーです。
超人気推理作家ハーラン(クリストファー プラマー)が家族を集めての85歳の誕生パーティの翌日死体で発見されます。ナイフで首を切った自殺でしたが、警察とともに探偵ブラン(ダニエル クレイグ)が乗り込んできます。謎の依頼人に殺人の犯人を突き止めるよう依頼されたブランは大富豪の家族たちをそのまま足止めし事情を聞くのでした。最後にハーランと過ごしていた看護師で囲碁の相手でもあるマルタ(アナ デ アルマス)は根っからの正直者で嘘をつくと嘔吐するという習性がありました。マルタの話を重要視したうえで、家族のそれぞれから話しを聞きますが誰もが一癖二癖あるのでした。果たしてブランはこの事件の真実にたどり着くことができるのでしょうか。
富豪の財産に寄生している家族たちの裏表のあるやりとりがヴェテラン俳優の見せ場となっています。なかほどで死の真相は明らかになり一件落着かと思いきや実はその後が真の謎解きとなっています。ラストでマルタが嘘を付き嘔吐する場面が笑わせてくれます。
タバコは、大変残念なことに、探偵=タバコのイメージからかブラン役のダニエル クレイグが葉巻を愛用しています。冒頭では加熱式タバコも吸っていたような煙の出し方をしていました。また、家族のひとり長女リンダ役のジェイミー リー カーティスが紙巻きタバコを何回か吸っていました。その他マリファナと思われるものを若者が喫煙しかける場面もあり、ドラッグ各種勢揃いという感じでした。スクリーンに煙が流れるとそればかり気になって映画に集中できません。
なお、「動物は傷つけていません。」といういつもの字幕がありましたが、人間はたっぷり傷つけているのにおかしいのでは。