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「カイジ ファイナルゲーム」 佐藤東弥監督 ○
福本伸行原作の人気コミックを映画化したシリーズの9年ぶりの3作目で、福本による映画オリジナルストーリーです。
2020年の五輪後の日本では景気が後退し、円は大暴落でインフレが起こり貧しい人々が増え仕事を奪い合っていました。派遣で肉体労働をするカイジ(藤原竜也)は70%の手数料を取る社長荒崎(吉田鋼太郎)に対し仲間とともに抗議しますが、「いやなら辞めろ」と突っぱねられてしまいます。そんな折、資産家が開催する「バベルの塔」という一攫千金ゲームにチャレンジします。一方、高倉(福士蒼汰)ら政府関係者は、経済を立て直すには、個人資産を凍結し紙幣を刷新し旧札を使えないことにすれば国家の多額の借金は「相殺」できると秘密裏に計画を進めていました。それを知ったある資産家は自分の資産を使って「最後の審判」というゲームで勝ちその金で政治家を動かそうとカイジたちに持ちかけてくるのでした。
奴隷のような労働者と一部の富裕層による対決の構図はいつもと同じですが、3作目ともなるとちょっと食傷気味です。怒鳴り合うせりふのやりとりも大げさすぎです。見どころがあるとすれば、福士蒼汰の悪役ですが、そのゲームが「ジャンケン」ではいまひとつですね。
タバコは、なし。無煙でした。