日本百名山 (新潮文庫) | |
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新潮社 |
初版が1964年という名著である。著者は深田久弥氏。山好きにはもうかなり知られた本である。そしてこれがきっかけで百名山のテレビ番組も頻繁に放映されている。結構人気があるらしい。
この日本百名山、著者によると日本の標高1,500m以上の山から百名山を選んだとある。標高に山の品格、歴史、個性を入れたそうだ。標高の例外は、筑波山と開聞岳、いずれも1,000mに満たない山だが選ばれている。私の年中登ってる筑波山が入ってるのは嬉しい。そして一つの山は数ページで紹介されている。また、著者のあとがきに、百名山から漏れた山が沢山載っている。英彦山や弥彦山、比叡山などだ。本書を一度手に取ってご覧いただきたい。
山の知識検定シルバーコースの学習をしている。テキストにはこの日本百名山を読んで学習するすべし、と書かれている。山の雑学がこの百名山をテーマに出題されることが多いそうだ。
登ったことのない山の本を読んでもイメージが湧かない。登った山ならなるほど、という感じで同意する。これからこのブログでは、私の登った百名山、今現在は、は約30ほどあるが、これらの山を中心に、検定の学習をしながら書いていきます。
第1回は、利尻岳。百名山の本のトップに出て来る山だ。実は最初に登った百名山だ。登ったのは、16歳の時、北海道をカニ族として旅行した時のことだ。稚内から船で利尻島に渡り、ユースホステルに泊り、翌朝、沓形口という港が登山口で、ここから登った。標高が1,700mだから、標高差がかなりある。山頂近くはお花畑で、山頂からは礼文島、宗谷岬が見え、ジャンプすると届きそうな感じだことを覚えている。
当時は若かったから難なく登れたが、今はもうきついと思う。「礼文島から眺めた夕方の利尻岳の美しく烈しい姿を私は忘れることができない。海一つ距ててそれは立っていた。・・」日本百名山、利尻岳の出だしの文章である。往復十数時間、もうきつくて登れないかな。
(利尻富士町HPより抜粋) 利尻岳を望む