日々好日

さて今日のニュースは

自民党執行部人事

2007-09-25 12:05:53 | Weblog
今の自民党は此処までやるかと言うのが党役員人事に対する感想です。
まるでヤクザの喧嘩に戦車まで動員したと言われてもおかしくない様な布陣です。
執行部を4役制にして官房長官まで各派閥の領首を持って来ると言う未だ聞いた事もない陣立てです。恐らく裏で院政を敷く森元総理と古賀元幹事長の仕組んだ事でしょう。それを許したのは当然福田新総裁です。
対民主党工作人事と言えば良いのでしょうか。反麻生派対策人事と言えば良いのでしょうか。それとも来るべき衆院選対策人事といえば良いのでしょうか。
おそらくその全てに対応するための人事でしょう。
小沢民主党首のかっては懐刀だった二階総務会長。人を言い負かす事の得意なかっての大蔵官僚の伊吹幹事長。反麻生の急先鋒の谷垣政調会長。それに幹事長の権限
選挙の金の管理や候補者選びの選択権を取り上げて選対委員長という役を作り、
そこに収まった老獪な古賀元幹事長。
そして内閣の要には福田さん所属派閥の町村会長を配する。まさに鉄壁な備えです
これで一体福田さんはどう今後の政局を動かす積もりだろうか?
国民の期待する政治とはほど遠いものに思えてならぬ。
話は変わるが昨日遅すぎた安倍前総理の謝罪会見があり、見ていて可哀想だった。
新聞にも余り出して貰いたく無い様な前総理のスナップが掲載され、死者に鞭打つ
様で余り良い感じはしなかった。
安倍前総理の志すものは、その前の小泉さんに比べ私達の理想に近いものでした。
残念な事に事を急ぎすぎ、その強引さが裏目に出て、又誰かが仕掛けた様に次から
次と事務所の金の問題で、果ては自殺閣僚まで出る騒ぎ、それに足下の閣僚の大きな失言が次から次に出てきてその対応の拙さで墓穴を掘ってしまった。
一番の打撃は前の小泉内閣の負の遺産を諸に被り、すべて安倍さんがひっかぶった
事です。前の首相が決して触れようとしなかった、憲法改正問題。パンドラの箱の
社保庁改革で年金問題が飛び出し命取りになった。
仕事半ばで降りた無念さが滲む会見でした。
また話は変わるが、総裁選の際自民党会館の前に陣取り盛んに応援?していた若者
300人余りに麻生フリークと言われる集団の絶大な声援。反麻生派の谷垣さんにはブーイングを出し、福田さんとしても無視出来ないのでは。
今回の党員投票では東京都等大都市は皆麻生さんが獲得し全国でも福田さんの獲得
票25万613票を大きく上回り25万3692票だったとか。
麻生さんが党員選挙で善戦したのは、人徳もさるものながら、勝ち馬に乗った派閥
に対する反感も大いにあったのでは無いでしょうか。
福田さんもこの反対勢力を無視する事は出来ないでしょう。
私は麻生さんは今回は何の役職にも就かず外から支えられる事を望みます。
麻生さんを強引に押した福岡県連や九州の県連にしっぺ返しが来なければいいの
だけれど。