日々好日

さて今日のニュースは

予算成立に向け民主党勉強会開かれる

2011-01-17 11:58:59 | Weblog
第2次菅改造内閣成立と共に早速24日開催予定の通常国会に向け管首相は、公邸で全閣僚と
与党幹部を呼んで勉強会を開催しました。

是は今通常国会のメインとなる2011年後予算案と予算関連法案を如何にして成立させるか
について討議された模様です。

先般岡田幹事長が異例とも取れる閣議決定された2011年度予算案は野党の要求に正当性が
あれば応じるとコメントを出し、菅首相も国民のためなら充分に応じる考えがあると補足しま
した。

今回官房長官に任命された枝野氏も重ねて修正に応じる旨示唆しました。

これは参院で否決されても何としても衆院で再可決したいとの強い意志が感じられます。

是に関し菅首相はねじれ国会で拒否権を持つ野党が、拒否すれば国民に責任を負わねばなら
ないと野党をけん制しました。

また枝野官房長官は「野党は良識で国民に影響を与える様な対応はしないだろう」と観測的な
コメントを出して居ます。

我々も2011年予算案の早急な審議と可決を望むものですが、どうも成り行きからは相当の
波乱が予想されそうです。

なお税制と社会保障についての超党派協議の窓口は、岡田幹事長と玄葉政調会長に絞り交渉を
進める事にすると枝野官房長官は述べました。

こちらも消費税増税問題を含めて税制改革等の超党派協議が出来るか微妙な処ではないか?

阿久根市長選3選にノウ

2011-01-17 09:23:11 | Weblog
鹿児島県阿久根市の出直し市長選は、市長のリコール運動を進めた新人が初当選を果たした。

前任の市長は新しい市政をと発想を変えた政治手法で混乱を招き前回は市議会の不信任で失職
したが住民の支持で再選を果たしました。

その後市議会との溝は深まるばかりで、議会を招集しないで専決処分を乱発しました。

是には県も国も手を焼いてとうとう違法自治体に対し、國の提訴権を与える制度を検討、
國の地方自治法改正論にまで発展しました。

そして今回住民による解職請求運動が実を結び三度市長選挙が行われました。

前市長は反市長派が多数を占める市議会は反対ばかりでムダと公言し、議会に諮らず副市長
専任や市職員のボーナス半減。議員報酬を1日1万円の日当制にする等の専決処分の連発。

2度に亘る鹿児島県の是正勧告を無視しとうとう住民のリコールとなって結が下されました。

新市長は対立でなく対話が必要で合法的行財政改革や基幹産業の漁業振興。九州新幹線の
ルートから外れた阿久根市の地域浮揚策を訴えて864票と言う接戦の末当選しました。

市民の今回の判断が絶対的でなかった事も大事な事だと思います。

我々から見たら民意無視の独善的市長と映りますが市民は、市職員ボーナス半減や市議会
議員の報酬の日当制等には可成り共感を呼び支持されたものと思われます。

何れにしても阿久根市のリコール問題は地方主権を政権公約のテーマーにした民主党政権
にも色々な問題を浮き彫りにしたと思います。

独善的首長が自治体を自由に支配して居る所がある反面市議会と市職員が結託して市政を
思うままに動かして居る自治体も散見されると言う現状をどう打破するか?

何処まで地方自治体の裁量にまかせたら良いか?

國の干渉権は何処までにするか?

色々難しい問題が山積し、民主党政権は「地方主権の元年」だとやたら呼び声は高いが
遣ることはどうも尻つぼみの傾向が見られ心配な事です。