日々好日

さて今日のニュースは

日本国債何と不名誉な格下げされる

2011-01-28 09:59:41 | Weblog
国債等の格付け会社米国のスタンダードアンドプァーズ社は日本の長期国債の格付けを
従来の「AA」から「AAマイナス」に1段階引き下げたと発表しました。

これは従来から予想されて居た事とは云え、何とも不名誉な事実をあからさまに日本に
突きつけた事になります。

多寡が米国の国債関係の会社の云う事等体した事ではないと云う向きも有ろうかと思うが
国際的には日本はダメだと刻印を押された事に等しく大変由々しき問題です。

米国のスタンダードアンドプァーズ社と並び称される国債格付け会社のムーディーズ社も
日本の国債をAa2からA2に格下げしています。

是に対し日本の国債格付け機関の「格ずけ投資情報センター」は最高のAAAを、また
「日本格付け研究所」も最高のAAAと格付けしています。

因みに米国のスタンダードアンドプァーズ社の国債格付けの主な國は次の通りです。

最高のAAAは、米・英・独・仏・加・豪州・スイス等先進国。
AAは日本と同じ様債務残高が問題視されて居るスペイン等
AAマイナスは日・中・台湾・クエート・イスラエル・ボッアナ等日中を除き経済2流国。
Aプラスは財政危機が噂されるイタリア等。
Aはこれも財政危機のアイルランド等。
Aマイナス是も財政危機のポルトガル等。
BBプラス是は財政崩壊したギリシア等です。

先進国で世界第3位に落ちたとは言え経済大国の日本がこのざまです。

外国人投資家にとっては格下げされた国債は安く買い叩き出来る最高の好材料です。

この様な状況で我が国の菅首相は「その様な事には疎いので・・」と国家のリーダーたる 
資質に関わる言葉を発しました。

誠実さがつい口に出たと善意に解釈しますが、國のリーダが口に出すべきでない言葉です。

確かに我が国の国債の大半は国民の貯蓄を代行する信託や銀行等が引き受けて居て諸外国
の様に取り付け騒ぎが起き難いとされて居ました。

処が近年資金繰りに困った企業が手持ちの国債を外国に売り渡して居る実態が判りそうと
ばかり言えない様な状況になりつつあるとも云われて居ます。

今回の我が國の国債の格下げの理由は債務残高が増加し2020年までに半減すると約束
した事が達成出来る様な菅政権の一貫した戦略が見られないのが主な理由と言われて居る。

我が国の債務残高は22年末で943兆1061億円と見られ国民一人当たりの債務は
740万円と推定されます。

来年度予算でも44億円余りの国債で財政を補う状況になりそうで、23年度末には
債務残高は997兆7098億円となる見込みです。

債務残高内訳は国債790兆。政府借入金53兆円。政府短期証券など153兆円となる。
(端数等で数値は一致しませんがご容赦を・・・)

今や國の借金が1000兆になろうとして居るのに民主政権はやれマニフエストの完全
実行だと主張し一向に緊縮財政に目を向けず相変わらずバラマキ政策に徹しています。

そして野党も同じ感覚で国民のためとの名の許に國をむしゃぶる尽くすのに汲々の状況です

これでは国際的に日本が見放される訳です。

この前訪日したある国際経済界の大物が言って居た様に日本はもう手遅れだ。
余程の国民の犠牲を覚悟しなければ再生不可能と云った言葉が改めて思い出されます。