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空しい言葉の羅列。首相施政演説

2011-01-25 10:20:13 | Weblog
通常国会が開かれ、衆参両院で菅首相の施政方針演説等が行われました。

内閣改造し問責された大臣等を交代させてどうにか開けた通常国会です。

菅首相は持論の「平成開国」「最小不幸社会の実現」「不条理を糺す政治」を掲げて野党
と良く話し合う熟議の国会にしたいと訴えました。

まずねじれ国会で野党の協力を呼びかけ、社会保障と税の一体改革の超党派協議を求めた。
また国民には、応分の負担増を要請しました。

また貿易・投資の自由化や、TPP早期加入等自由化開国に意欲を示しました。
TPP参加で悪影響を及ぼす農業漁業の再生を大きな柱にする事を示しました。
特に農業者支援の戸別所得補償の拡充等農業強化基本方針作りを10月まで行う事とした。

雇用対策では新卒者支援を特命チームで継続する事としました。

社会保障で高齢者保護と現役世代支援強化する「全世代対応型」展開を目指す事とした。
また社会保障と税の一体化改革のため共通番号制度導入の基本原則も示しました。

因みに総理はTPP参加問題や社会保障と税の一体化改革については6月を目途に解決を
約束しています。

国民に負担増と引き替えに国会議員定数削減を約束した。

不条理を糺す政治では政治資金透明化を挙げたが、小沢氏問題には口を閉じた。

地域主権改革では関西や九州の広域連合の動きを歓迎し、地域発提案の拡大を求めた。

外交面では日米同盟を重視し近く訪米し日米同盟の21世紀ビジョンを示す事を表明。
沖縄普天間基地移設については沖縄基地負担の軽減を念頭に日米合意に沿い取り組む事
を表明した。

是れ等大変結構な言葉が並べられ、もし是が全て実現できたら大変立派な事だと思います。

が現実の問題としてどれを取っても考えを述べたに過ぎない様に思われ少しも国民の
心に響かない感じがしてなりません。

國の政治は勿論菅首相だけ一人で動かせるものではありません。

リーダーに感銘した議員がお役人がそして国民があって初めて動くものではないか?

動かない議員や役人や国民を責める前に、リーダーはもっと皆を納得させるものを示して
欲しいものだと言うのが偽らざる感想です。