日々好日

さて今日のニュースは

原発再稼働問題について

2012-05-03 08:41:33 | Weblog
現在日本で稼働中の泊原発3号機が、5日で定期検査入りして稼働中の原発
ゼロとなる日が間近に迫って居ます。

原発は営業運転開始から13ケ月以内に定期検査が義務ずけられて居ます。

震災で福島原発事故が起きる前は比較的地元との話し合いが出来て定期検査後
再稼働は余り問題にされていませんでした。

震災後原発は次々と定期検査に入って行きました。
処が福島原発以降世間の流れは脱原発に傾き再稼働は厳しくなりました。

我が国でも欧米並みのストレステストが取り入れらたが、其れをパスしても
将来的可能性まで改善が求められます。

現在停止中の原発で一次評価報告済みが11基あります。

今年になって定期検査に入った原発は今度の泊3号機で6基の原発が稼働停止
し定期検査に入っています。

その中で政府は大飯原発3・4号機の再稼働は安全だと判断して地元にその旨
伝え協力を仰ぎました。

処が実際は福島原発事故以後講じられた30項目の対策が間に合って無いことが
判明し実際此が完了されるのは4年先の2016年とされ政府の判断が問われる
事となりました。

現在一次安全評価は原子炉のメルトダウンが起きないように電源整備は良いか?
耐震構造は大丈夫か?等々基本的検査が主体と云われて居ます。

此に対し免震構造事務棟建設・フイルター付きペイント設備設置・恒久的非常用
発電機の設置・防潮堤のかさ上げ等完璧な対策が要求されます。

当然と云えば当然ですが、其処まで要求されると原発会社は腰がひけますね。

ハッキリ言って日本では原発事業は認めない事に繋がるからです。
裏を返せば今までいい加減な事で原発事業をやって居た事にもなりますね。

既に福島原発の4基が廃止され、現在原発は50基と云われて居ます。

その内設置後40年経過原発は福島1号の廃止で、美浜1号等2基です。
30年経過が廃止された福島3基を除き13基です。

政府は40年経過の美浜・敦賀の2基の再稼働はない事を明言しています。

廃止された4基の原子炉は今後30~40年かかって完全廃棄になります。
それだけ処分するには長い年月と莫大な費用を使います。

今後、もし此の50基全てを廃棄するにはどれだけの年月と費用が居るのか
考えただけでも気が遠くなりそうです。

話しは逸れましたが現在問題になって居る大飯原発再稼働は差しあたりどう
するかです。

再稼働認めないと云うのは簡単です。

しかし其れで事が簡単に済むかと云う事です。

政治家は大きな目で事を判断しなければ行けません。

又国民も一部マスコミの煽動に乗って盲動する事も慎まねばなりません。
我がクビを自分で締める事の無いように願いたいものです・・・

今日は憲法を考える日です

2012-05-03 07:18:30 | Weblog
5月3日日本国憲法施行されて65年を迎えます。

まず憲法とは何ぞやと、判って居ても判らない問題がある。

憲法は國の最高法規で、國の理念や遣り方を決めた重要な法規。
個人的人権や生活を保障する大事な法規。
憲法によって日本が動かされると言う基本的法規等々・・・

挙げれば色々ありますが、国民は判って居ても案外知らない法規だ。

日本国憲法の一番の特徴は天皇は我が国の象徴であると規定し、戦争の
放棄を謳った憲法第9条にあると思います。

処が現在の世界の情勢では丸腰では到底生き残れない事をイヤと云う程
思い知らされ、所謂解釈の違いとやらで、軍隊でない軍隊自衛隊を保有し
世界でもトップクラスの武器や装備を持って居ます。

今云われて居るのがこの際憲法を改正してドウドウと軍隊を持とうと云う
動き。いやそれはマズイこのままウヤムヤでやって行こうと言う動き。

戦争の放棄を謳った日本ですが、現在は攻撃されれば反撃する事が出来る
と憲法を解釈しています。

やられる儘では國が滅びるばかりです。
國として存在するには自衛する武器は当然と言わねばなりません。

しかし其れさえも国民の間で論議されない儘ズルズルと先延ばしされて居る。

此と並んで今問題になって居るのが議会制です。

現在二院制で衆議院と参議院があって衆院議員数480名。参院議員数242名
合計722名です。

戦後新しい憲法が制定された時は699名ですから結果的には増えて居る事になる。
人口増で当然選出される議員数も増えて来るのが当然と言えば当然です。

衆議院の今の480名になるには相当の変遷があった様でついこの間までは500名
でした。
それがまず国会議員から身を切れと議員定数削減を迫られています。
反面1票の格差をどうするかと云う問題も起きて居ます。

この国会議員定数削減は各党の思惑もあって選挙方法の変更等で議論は膠着状態です。

其れよりも先にで国政が廻らないのは「ねじれ国会」のせいである。
現在参議院は「良識の府」として機能して居ない。
衆議院議員OBの集まりではないかと云う極言さえあります。
この際参議院を廃して一院制にすべしと云う意見は此まで何回も出てきました。

近年ねじれ国会が定番になって来てから一院制の声は高くなってきた。

二院制のメリットは衆議院の暴走を停める事が出来ると云う点にあるが、両院を制覇
した政権は一院制と同じ様なものでこの論法は必ずしも正確ではない。

二院制の悪しき例が、日本の国会で起きている、政治の停滞、何も決まらないと言う
民主主義の欠点です。

いっそ一院制にしたら国会議員定数問題も解決するし、国政も巧く廻るのではと言う
論法です。

今日はこの様な問題を考える良い機会だと思います。

今後我が国の憲法をどの様にしたらよいか真剣に考えねばならない時が来たのでは・・・